「形から入る」ことは夢や目標に挑戦するための大事な第一歩。

形から入るというのは最初に道具や格好をしっかり揃えてから始めるようなことです。

そのようなことは後回しにして「後で揃えていけばいいのでは?」と思われる方も一定数いらっしゃいます。

私はどちらのタイプかというと圧倒的に「形から入るタイプ」です。

そんな私が今まで何かに挑戦しようとするときにどうしても形から入ってしまうのですが、何でかマイナスイメージに捉えられることが多いような気がしています。

結局やりたいことができればどっちでも良いことだとは思いますが、私は「形から入る」ことで後悔したことはなく、むしろ私にとってはこれが最善だと思っています。

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モチベーションに繋がる

何かに挑戦しようとして、必要な物があると思います。

その必要なものを既に始めている他の人からもらってから始めるのもよくある一つの方法です。

私は高校生の時にギターを弾いている先輩を見て「自分も弾けるようになりたい」と思いました。

そう思い立ってすぐに、その先輩に相談したのですが「良かったら使ってないギターあるからあげるよ」と言ってくれました。

好意で言ってくれたのに、私はそれを断ってしまいました。

その頃から自分のこだわりか何かあったのでしょうか。

「自分の気に入るギターが欲しいけれど、全くわからないからついてきて教えてほしい」

この段階ではギターを弾いたこともなければ触ったこともない。もっと言うと生のギター音を聞いたのはその1回きりぐらいのレベルでした。

今思えば先輩に対して失礼極まりないことですが、当時から仲良くしてくださった方なので、快くついてきてくれました。

挑戦しようとしたのがエレキギターだったのですが、楽器店へ行くと初心者セットというのが売っていました。

店員さんにもアドバイスをもらいながら選んでいたのですが「まず初めはこのセットからが良いでしょう」と言われました。

ギター本体、音を出すアンプ(スピーカーのようなもの)、ギターとアンプを繋ぐケーブル、その他諸々。

でも私はなんか納得がいかなくて、この初心者セットを購入することはせず、一丁前に一つ一つ選んで購入しました。

結局それなりに経験者が使うようなレベルの一式を買うことになりました。

典型的な形から入るパターンになったのですが、どうだったかというと、これが私にとって大正解。

そこから毎日練習のモチベーションが上がりました。

ギターは普通に弾けるようになるまでがすごく大変です。

最初はまともに音すらも出ません。

ギターは気軽に初めてたくさんの人が挫折するのをよく聞きます。

おそらく道具を貸してもらって「とりあえずやってみよう」ぐらいの気持ちで取り掛かっていたら、私も続かず挫折していたでしょう。

自分が気に入った道具を使っていたからこそ「この気に入ったギターで弾けるようになりたい」という気持ちが練習へのモチベーションに繋がり、毎日の練習が苦にならなかったのだと思います。

そんなギターは当時から今でもずっと続けています。

これが私にとって初めて「形から入る」ことで自分の好きなことに挑戦できた一つの体験談です。

困難を乗り越えるエネルギーにもなる

気に入った物を使うことは何より楽しいです。

楽しければ好奇心で色んなことに挑戦することができます。

挑戦してみれば山あり谷あり、何度も壁に衝突するでしょう。

どんなに好きなことでも楽しいことでも、追求していると困難なことが必ずやってきます。

「今まで上手く行っていたことが急にできなくなった」

「成長を感じられなくなった」

この困難の壁の出現こそ、自分をさらに成長させるための確定演出です。

その壁を乗り越えるために練習ないし勉強をするわけですが、好きでやっていることなのでその行為が苦に思うことはなく、やるだけどんどん自分に定着していきます。

ここで諦めてしまうと、いわゆる挫折というものになってしまいます。

「たかが物で」かもしれませんが、そこから影響する自分の好奇心とモチベーションで挫折することなく、困難を乗り越えて成長させてくれます。

物を大切に使える

気に入った物は当然に大切に使う気持ちが強く現れます。

その日使い終わったらきちんとメンテナンスするし、間違っても杜撰に扱うようなことはしないでしょう。

この姿勢を意識していると、物持ちも良くなります。

初期投資は必要だけれども、大切に使っていれば長く使おうと思えばいくらでも使えるようになり、長期的な視点で費用も抑えられる可能性もあります。

どこかのタイミングで次に使いたい物が出てくる可能性もあります。

そうなると買い替える選択肢が出てくるわけですが、大切に使っていると売却する際に思っている以上に高値がついたりすることもあります。

そのほかにも、誰かに譲るときも恥ずかしくありません。

私は使わなくなった物は周りの欲しい人がいれば譲ることが多いです。

あげると大体いつも「まだまだ綺麗で使えそう」と言われます。

その気持ちで使っていたので、言われたら正直に嬉しいです。

それをまた次の人が大切に使ってくれたら、心置きなく次の新しい物を迎えられるものです。

あと物を大切に使うと心に余裕が生まれます。

物を大切にするには日頃のクリーニングや定期的なメンテナンスで何かと時間を使います。

その時間をも大切に使うことで気持ちに余裕も生まれるし、落ち着くような気がします。

なので私は忙しい時期やちょっと落ち着きたいなと思う時は、敢えてそのような時間をとるようにもしています。

初期投資は要るものの、それ以上の価値がある

買ってしまったからこそ「やらざるを得ない状況」になるというのもあります。

私にとって「形から入る」のは、一つの自分の決心を可視化するためでもあります。

やる以上は納得いくまで、とことんやる。

やるなら自分の思うように楽しくやりたい。

そんな思いから形に入ることは悪いことではなく、むしろ良いことだと私は思っています。

確かに形から入るために初期投資はある程度必要です。

しかしそれ以上の価値があるとも思っています。

その挑戦が成功するか失敗するかはやってみないとわかりません。

どちらにせよ、挑戦するということは自分の経験に広がります。

その経験ができるだけでも、挑戦すれば失敗ということはそもそも無いものだと思っています。

経験をより広く、そして楽しく積めるように自分自身で作っていくことが大切です。

あくまで「形から入る」のは、そのための手段の一つだと考えています。

そこまでやって挑戦すれば後悔することはまず無いだろうし、上手くいかなくても納得できる。

それが自分にとっての一つの貴重な経験になれば、成功だと思います。

おそらく私自身、これから先も何かに挑戦する時は相変わらず「形から入る」と思います。

自分がやりたいことなのだから自分の好きなように徹底的にやりたい。

それが何より自分らしいと自分自身で思っているからです。

周りから何を言われても変わる気がしません。

「形から入る」

私にとっては良いことばかりです。

それでは、また次回。

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