人に頼るのは、まず自分が経験してから

「人に頼る」というのは日常生活から仕事まで、どんな時でも考えられます。

言い方を変えると日常生活ならお願い事をする。

仕事なら外注ないし雇用でしょうか。

僕が気をつけているのは、最初から人に頼らないこと。

まずは自分が体感、経験してみた上で頼るかどうか判断することを心がけてます。

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目次

的確なお願いができない

まず、頼りたいことを自分が理解していなければ的確な依頼ができません。

何でもかんでも右から左へ頼っていたら依頼された側も困ります。

僕の仕事(税理士業)は頻繁に他のプロの方とタッグを組んでやる案件が出てきます。

法人の創業支援なら司法書士。融資が絡めば金融機関も関わってきます。

相続関係なら弁護士や司法書士。労務関係が絡めば社会保険労務士。不動産関係が絡めば不動産鑑定士。

当然士業はそれぞれ独占業務というのがあります。他の士業のお仕事に足を踏み入れることは法律的にもできないので、頼る必要が出てきます。

税理士の仕事をしていると、案件の窓口(最初に相談を受ける)になることが多く、そこから各方面へ依頼をかけることが多くあります。

例えば窓口の僕が税金関係のことはするけれど「あとは全く知りません・関わりません」という姿勢だったらどうでしょう。

依頼を受けた側としても仕事がやりづらいでしょうし、気持ちよく仕事ができないと思います(僕が逆の立場ならそうなります)

それぞれ独占業務があるのでシビアな部分があるのは当然ですが、できないなりに前段階のある程度基礎知識を備え付けておくことは可能です。

浅くともそれなりに広く知っていれば相談者のヒアリングをすると「この内容だったら司法書士さんかな」とか「ちょっとこれは弁護士さんにも入ってもらった方がいいかも」というようにアンテナが働きます。

最終的な判断は各専門のプロに委ねなければいけませんが、その上で知り合いの士業の方へお繋ぎして的確に説明できれば先方も状況をわかってくれるでしょうし、スムーズに依頼が進んでいきます。

このように最初から投げるような形で頼るのではなく、まずは自分が受け入れる(経験)した上で依頼するように意識しています。

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本当に頼るべきかどうかわからない

本当に頼るべきかどうか、まずは自分でやってみないとわからないものです。

僕はいま、税理士として税理士事務所を運営していますが税理士業だけでなくこのようなブログや最近Youtubeの発信も始めました。

Youtubeとなるとご存知の通り、動画を撮って編集してアップロードする、というように編集が結構ネックで時間がかかります。

僕がまだまだ未熟なだけではありますが、この場合でもプロ(動画編集者)へ外注で依頼するという選択肢が出てきます。

編集=大変→すぐに外注する ということもやろうと思えばできますが、僕は今のところしていません。自分で編集しています。

理由としては、自分でやってみないことにはこの編集が本当に依頼すべきことなのかどうかわからないからです。

やってみないことにはわかりません。

これが明らかに素人では到底できないような編集スキルが必要なら依頼せざるを得ないでしょうが、それでも最初は少しでも挑戦すべきと思っています。

駆け出したばかりでまだ本当にできることは少ないです。が、少しずつではありますが、できることも増えてきました。

自分でやれるところはやった上で「うん。もうこれは依頼しよう」となればプロの方へ心置きなく依頼できるし、そうなれば納得します。

自分が挑戦した上でプロの仕上がり見たら「やっぱりすごいなー」て心からリスペクトするでしょうし、気持ちよく報酬もお支払いできます。

自分自身でやってみたからこそ、本当に頼るべきところの見極めができるようになるものかと思っています。

「そんな自分でやる時間が無いからさっさと頼るんだ」という意見も出てきそうですが、何もやらないで投げなければいけないぐらい時間に切羽詰まっている状況にそもそもならないように意識しています(置かれた立場によるのは重々承知の上です)

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やれば自分の能力が引き上がる

まず自分がやってみることで、嫌でも経験値が上がります。

どんなのことでも一度経験した上で、自分でするか人に頼るかの決断するようにしたいものです。

最初から「自分の仕事でないから」とか「他にやることがあるから」とか思う部分もあるかもしれませんが、やれば何かしらの発見があるものです。

最近あったことでいうと、顧問先がやっていた経理関係の業務を改めてヒアリングする機会がありました。

「なんか改善できないかなー」と思って少し引き受けたんですね。

自分の手を動かしてやってみると「これだったら今のGemini(Googleの生成AI)でできるかも」って気付いてやってみると想定通りできました。

今回のケースは人ではなく、AIに頼るということになりましたが、これも「相手がやっている仕事だから」と放っておけば分からない発見でした。以前まではそのような選択肢がなかったですからね。

僕自身もGeminiを使う機会が増え、経験を積むことができました。

そんなこともあり、経験せずに人にすぐ頼るのは少しもったいないなーと思うことが多々あります。

それでは、また次回。

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