第一歩を踏み出すのを躊躇しそうな時に思い出すこと

新たに何か始めることは楽しみでもあり、不安なこともたくさんあります。

かといって最初の第一歩のハードルを自分で上げすぎるのも良くないなと。

この第一歩を如何に躊躇せずに踏み出せるか、意識していることをまとめていきます。

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目次

考えてもわからないものは、わからない

行動する前に事前に『考える』という時間は大事だけれど、必要以上にしてしまうとそれが足枷になってしまうこともあります。

なぜ事前に調べたり考えたりするのか。

行動することにより思ったような結果が得られるか、失敗しないかを可能な限り知りたい気持ちが一つあるのだろうなと。

今まで行動するより前に考えに耽り、その通りになったことがあるかを私自身思い返してみても、思い出す限り無かったです。

そんなの当然と思われるかもしれませんが、それでもついつい調べすぎるぐらい調べてしまうのが良いところでもあり、悪いところでもあります。

結局は行動してみないと、どうなるかわかりません。

思ったより良いことがあるかもしれないし、失敗するかもしれない。最初は失敗と思っていたけれど、その経験が後になって活きてくることもあります。

とりあえず、やってみないとわかりません。

買い物でもそうです。

実際に買って使ってみないと自分にとって本当に良いか悪いかはわかりません。

他人のレビューの評点が低くても、実際使ってみると「めっちゃいいやん」と思った経験はたくさんしてきました。その反対も然りです。

「わからないものは、わからない」

前向きな意味で、ある程度で諦めつけてさっさと行動に移したほうが手っ取り早いということに、遅ればせながら気が付きました。

こう思い始めたのも、より自分の時間を大切にしたいと考え始めたのがきっかけです。

考える時間も大事だけれど、それ以上に動けていない時間がもったいないなと感じることが多くなりました。

「もうこれ以上考えても仕方ないから、とりあえずやってみよう!」

「行き詰まったら、それはその時で考えよう」

これぐらいでもいいのかなと、最近は考えています。

本当の意味での失敗は『何も行動しないこと』

『思っている通りの結果が出ない=失敗』今まで決めつけていましたが、それは違うなと考えるようになってきました。

『行動に移さず結局何もしないこと』

これが本当の意味での失敗だなと。

「今はそのタイミングではないから…」

「まだ準備ができていないから…」

「じゃあいつになったら、その時ができるんだよ!」と自分で自分を叱りたくなりますが、すぐに言い訳をしてしまいそうな弱い自分がいます。気を抜くとすぐそいつがひょこっと出てきます。

変に考え込んで足踏みしないように、自分にリミットを課してます。

「この日までに絶対行動する」

しっかり考えもしますが、リミットの日までには言い訳抜きにして必ず行動に移します。

準備が不十分でも、ちょっとでもいいから進める。これが大事だなと。

無理矢理にでも一歩踏み出す状況にしてしまう。やらざるを得ない状況にするのもアリだなと思っています。

時間は有限ということ。仮にいま不慮の事故や事件に巻き込まれて、やりたいことを残してしまってたら後悔してもしきれないなと。

「やりたいことは全部やる!」

そういうマインドが強くなると、自然と時間を『やりたいこと』に回そうとするので『やりたくないこと』から距離を置くようになります。

  • 断れずに行く飲み会
  • 自分に合っていない仕事
  • 相性や価値観が合わない人との付き合い

前までは「今後の人脈のために」とか「今後の付き合いがあるかもしれないから」と、わかりもしない『今後』のことを勝手に想定して今の自分に我慢を強いてきました。

正直嫌々やっていた自分がいました。

そんな生活に嫌気がさしてきて、出来ることから変えようと決心しました。

流石に仕事に関しては、急に投げ出すことはできません。

しかし仕事絡みであっても、今まで気が乗らず嫌々行っていたような飲み会は、ほとんど自分から排除するようになりました。

自分が行きたいか、行きたくないかの本心を問うてみて「行きたい」と思った場合のみ、行きます。

「あんまり行きたくないけれど今後のことを考えて…」という今までの自分はいなくなりました。

行きたいと感じた人と濃い人間関係を作る方が、薄く広げてしまうより良いのかなと今はそう考えています。

こんなこと言うと甘いと思われるかもしれませんが、苦手なことなので。

できないことはできないと素直に認めるのことも、そのような行動に移してから、少しずつですが自然とできるようになってきた気がします。

自分に合っていない仕事。これも今までは全て抱え込んでやっていました。

「これも一人前になるための一つの修行だ」と言い聞かせて邁進してきた時期がありましたが、あるタイミングで一人で抱え込む限界を感じました。

このタイミングが自分のことを見つめ直すタイミングにもなりましたし、自分に正直になろうと考え出したきっかけにもなりました。

「今のままでは続けられない」

しかし立場的なこともあるので、自分の意向だけでどうこうできるものでないこともありますが、それで諦めてしまったら何も変わりません。

私は適任者に積極的に仕事を振ることにしました。

丸投げは無責任です。まず任せられるまで徹底的に育てます。これには結構時間がかかりました。その間は大変です。

自分の仕事のクオリティを下げずにこなしつつ、積極的に教育をしていく。

そして少しずつ任せてその範囲を広げていく。本当に少しずつでしたが。

そうすると自分はどうなったでしょう。今まで他にやりたい仕事があっても抱え込んで手が回らなかったことが、段々とやりたい仕事ができるようになってきました。

やりたかった仕事は成長スピードも速いですし、何より楽しい。

最初は大変でしたが、変化させるために時間を投下することの重要性を知ることができました。

苦しい時期から積極的に変化へ行動させたのも『やらざるを得ない状況』という一つの要素がありましたが第一歩を踏み出せずに躊躇していたら、ずっと変わらずそのままだったでしょう。

わざわざ立ち止まって考える必要はない

何かを上達させるためにはトライ&エラーの繰り返し。

行動して試してみないと何が悪いのか原因もわからず、何をすれば良いのが具体策が見つかりません。

スポーツでも、私は野球をやっていましたがプロ野球選手を見るだけで上達した記憶はありません。

参考にして真似してみたり、何球も繰り返し練習してきてはじめて、自分の癖や苦手な部分がわかってきてそれを克服しながら少しずつ上達させていました。

勉強でもそう。ただ頭で勉強方法を考えたり、テキストをじっと眺めるだけで点数が伸びた記憶はありません。

考えた勉強方法を実践してみて合うかどうか、テキストで学習したことを演習問題で解答できるかどうか。

実践してたくさんの失敗を積み重ねてきて、今があります。

それもすべて行動したから知れた事。行動したから今の自分があります。

今の自分は過去の行動の結果です。

となればその先、思い描く目標があるのであれば、行動しないことには始まりません。

その一歩をいつ、どのように踏み出すか。

行動もせずに何も知らない状態で考えても、仕方ないなと。

仮に不安なことや心配要素が出てきたとしても実際に起こるかどうかわからないし、起こったとしても大したことないかもしれません。

本当に取り返しがつかなくなることは、そうそう無いはずなので。

行動して現れた結果について、その都度考えていくことが一番の近道なのかなと今となっては考えています。

そうなると「まずやってみよう」ぐらいで良いのではないでしょうか。

第一歩目のハードルは低いに越したことはありません。

それでは、また次回。

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