何かを始めるのに、遅すぎるということはない。

一度諦めた税理士試験を10年経って今、再挑戦している友人がいます。

それを身近で感じて、やりたいことを挑戦するのに遅すぎるから諦めることはないんだなと改めて思いました。

現状の自分では明らかに無理な制約があるものは別として、挑戦できるものであったら「今更」とか「遅いから」という理由を聞くと「本当にそれで良いの?」と今では思ってしまいます。

やるかやらないかを決めるのは自分次第です。

本気でなりたいもの、やりたいこと、挑戦してみたいことがあるのであればやらない理由を探すのではなく、とにかくやってみる。

これはこれからの自分自身への戒めでもあります。

税理士試験は一般的に長丁場の試験になるといわれてますが、本気で税理士になりたいのであれば、それをやめる理由にするのではなく「では短期で合格するためにはどうすればよいか」を考えるべきです。

40歳超えてから受験を始めて今では税理士としてお仕事をされている先生も知っています。

私自身5科目を経験してきて決して平易な道ではありませんでしたが、始めるのが遅かったことで制約がでるものでは無いと実感しています。

私がそのような受験生を見てきて、思ったこと感じたことを今回は記事にできればと思います。

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目次

時間の使い方が上手で、情熱が強い。

一番に思ったことはこれです。

とにかく時間の使い方が上手でした。そして情熱が強い。

勉強に限らずですが、何かに挑戦するのに情熱は一番大切な部分でもあります。

ある年上で知っている方は仕事をフルタイムでしながら試験に挑戦されていました。

仕事をしながらなので勉強できる時間が限られています。

その時間をいかに勉強時間に回して集中して取り組めるかを常に考えていました。

時には孤独も感じていたようです。

周りは仕事が終わると飲みに行ったり自由に過ごしている中、自分は学校に行って一人で勉強をするわけですから。

でも絶対に合格したい一心だったからそれが苦に思う暇すらなかったそうです。

「合格したら嫌というほど遊べる。だから今、嫌というほど勉強して合格する!」

私もその数年後、同じ境遇で仕事をしながら受験勉強をすることとなりましたが、無意識ながら影響された部分はあったかもしれません。

強い情熱が高いモチベーションを維持する。

限られた時間を大切にして勉強に邁進する。

これらは受験勉強のテクニックよりもはるかに大事な要素だと思います。

実際私も仕事をしながら勉強してきて、この要素がないと勉強は続かないなと実感しました。

できることを徹底している

次に思ったことはこれです。

「できることを徹底する」

限られた時間があるからこそなのかもしれません。

税理士試験でいうと、

  • 競争試験ということ。
  • この競争に勝つためには他の受験生が取れる所を絶対に得点すること。
  • そのために基礎をしっかり固めること。
  • 他の取れないところはできなくても良い。

文字にするとどれも当然のことですが、これを理解して実行するのは本当に難しいところ。

限られた時間で、あれもこれもやることは不可能です。

やるべきことを明確にして、常に合格を見据えてそれを達成するために徹底していた印象が強く残っています。

そこに

「合格できなかったらどうしよう…」

「試験までに間に合わなかったらどうしよう…」

という後ろ向きな姿はありませんでした。(本人は感じていて表に出していなかっただけかもしれませんが)

具体的なところでいうと、私が通っていた専門校がTACなのですが、同じ科目でも初学向けと経験者向けの講座(コース)があります。

初学向けのコースは初めてこの科目に挑戦する受験生を対象に、基礎学習を中心にカリキュラムが組まれています。

経験者向けのコースは基礎論点がある程度学習できていることを前提にして応用論点やアウトプット中心のカリキュラムが組まれています。

1年目は初めてなので初学向けのコースで、もし1年目が残念な結果なら2年目は同じ科目の経験者向けのコースを受講する受験生が多いです。

しかし、その人は2年目以降もずっと初学者向けのコースを受講していました。

理由を聞くと

「1年目で合格できなかったのは自分が基礎ができていなかったわけなので、応用なんてもってのほか」

「1年で合格する人が実際いるのだから、初学向けの内容がしっかりできていれば合格はできるはず」

「だから初学向けのコースだけを徹底してやればいい」

教材もその講座の教材のみを繰り返し解いていて他の教材には一切手をつけなかったようです。

その人は最終的に初学者向けのコースだけで5科目合格を果たしました。

複雑な応用論点や細かい論点まで手を広げることができないから、自分のできる所を繰り返して徹底する。

「できることをしっかりやる」のが如何に重要か。そして、税理士試験は基礎を徹底すれば合格できるということを身をもって教えてくれました。

最後は自分次第

やるかやらないかは自分次第。

私がブログを始めようと思ったのも決して早くありませんでしたが、本当にやりたかったことなので決心して行動して、今でも続けています。

実際に挑戦してみて、遅すぎたなと感じることはありません。

自分がやりたいと思った時にやる決断力と、それを実行に移す行動力。

時間や年齢のハードルを超えて、いつまでもモチベーション高くいろんなことに挑戦できる自分でありたいものです。

近くでそういう人を見ると自分もエネルギーがもらえたりします。

やらない理由を「今更遅いから」という形でやらずに過ごすのではななく、やりたいことは挑戦する。

冒頭で述べたように、今まさに私の身近で税理士試験に再挑戦している受験生がいます。

そのためにずっと勤めていた仕事も変えて本格的に勉強を再開しています。

近くで見ていて、その決断力と行動力を本当にリスペクトしています。

と同時に私も負けてられないなと。

そういう受験生を近くで見ているからこそ、私ができることを改めて考えてこのブログを発信している一つの理由にもなっています。

「全力で頑張る受験生の一助に」なれる記事を一つでも多く更新して、税理士試験に挑戦する人を応援することが、今の私がやりたい一つのことで、それを今実行しています。

まだまだ他にもやりたいことを構想しています。

私自身も遅すぎることを理由にすることなく、どんどんやりたいことに挑戦する自分でありたいものです。

それでは、また次回。

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