こんにちは、税理士のmashです。
今回は税理士試験の直前にやるべきことを勉強と生活習慣で分けて、お伝えできればと思います。
私自身が実践していたことを中心にお伝えするようになりますので、全て皆さんにとって当てはまるものではないかもしれませんが、良いなと思ったものがありましたらぜひ取り入れてみて下さい。
【勉強】〜ここまできたら新しい論点を手をつけることはしない〜
大体1週間前あたりから押さえきれていない新しい論点を手をつけることはしません。
特に応用論点は一度手をつけてしまうと理解するまでにそれなりに時間が必要ですし、合格するためにやるべきことは他にあります。
計算と理論に分けて、それぞれやるべきことをまとめていきたいと思います。
計算編
【本試験までにやるべきこと】基本論点と今まで間違えた問題の再確認
テキストをざっと読み流しながら基本論点を整理する
ここでの目的は基本論点を全体的に再確認することです。
直前期はアウトプット(問題演習)が中心の学習だったので、テキストを見る機会が減っていたと思います。
一通り学習し終えたこの試験直前に、もう一度テキストを最初から最後までざっと読み直してみると、頭の中で基本論点の整理ができます。
中心的な確認箇所は計算パターンなどになるかと思います。
ここで注意してほしいのが、応用論点に手をつけたり、考え込むぐらい読み込んだりはしないということです。
文章で伝えるのが難しいですが、イメージとしてはテキストをペラペラ捲りながら頭の中でその計算パターンや解き方がパッと思い出せるかの確認程度です。
今までの答練(問題演習)の間違えたところの再確認
直前期に入ってから特にたくさん答練を解いてきたと思います。
その答練で間違えたところを中心にもう一度目を通します。
もちろん毎回解いた後に見直しをしていると思いますが、しばらく時間が経ってしまっていると忘れてしまいます。
試験数日前に見直しておくと、その辺りの再確認できるということもありますが、何より精神的に落ち着きます。
やり残していると頭のどこかで不安が残ってしまい、試験に影響が出てしまうかもしれませんので間違いを経験したところは最後に見直しておきましょう。
特に科目によっては絶対に間違ってはいけないところがあります。
消費税法なら納税義務の判定
相続税法なら納税義務者、法定相続分、基礎控除額 などです。
これらは本試験でミスをしてしまうと致命傷になってしまいます。
過去の答練で間違ったところがある場合は、必ず復習して同じ間違いはしないように対策しておきましょう。
理論編
【本試験までにやるべきこと】試験に持っていく(覚えた)理論を可能な限り回す
理論に関しては、本試験当日に暗記精度をピークに持っていくことを第一に考えます。
大変な思いをしながら毎日覚えた理論も、日を空けるとすぐに忘れてしまいます。
仮に試験の直前に新たに理論の題数を増やそうとしてもすぐに覚えられないし、試験に対応できる精度に持っていけるかという話にもなってきます。うろ覚えの状態で合格出来るような甘い試験でもありません。
それに加えて他の理論に着手している時間で、せっかく覚えた理論の精度も落ちていってしまいます。
そうなるぐらいだったら、ある程度見切りをつけて自分が今年の試験に持っていける理論を決めてしまいましょう。
それを当日まで可能な限り回すことで精度を高める方が、合格に繋がります。
試験前日に1回転は出来るようにしておきましょう。
【生活習慣】〜試験時間帯に力を発揮できるように身体のリズム合わせることを意識して日々を過ごす〜
仕事をしていると平日はなかなか難しいですが、ここまで意識するのは直前の土日あたりくらいからでも良いかなと感じています。
まず受験する科目によって試験時間が大幅に変わってきます。
簿記論や法人税法、国税徴収法だったら午前中、財務諸表論や相続税法、固定資産税だったらお昼、消費税法や所得税法、住民事業税だったら夕方に実施されます。
その時間帯に力が発揮できるように身体のリズムを整えておかなくてはなりません。
午前中の場合は朝の起床時間を調整しておこう
午前中の試験は9時から試験が開始されます。
私が受験した科目で言うと簿記論と法人税法でしたが、受験当日の朝は5時に起きるようにしていました。
試験時間から逆算して3時間以上は開けたかったというのが大きな理由です。
ギリギリに起きてしまうと脳が目覚めてない状態で試験に挑まないといけなくなるということと、何よりバタバタして試験会場に行かなくてはいけないというのがストレスになりそうだったからです。
前日は23時くらいには寝て、翌日5時に起きてから軽くストレッチをして、コーヒーを飲みながら理論の最終確認をして、終わったら身支度して時間に余裕を持って試験会場に向かうというのがルーティンでした。
試験以外のストレスを極力感じさせないように余裕を持った行動をするように心がけていました。
夜型の人は、数日前からでも良いので試験時間に合わせた生活リズムに調整をしておきましょう。
私は幸いにも試験会場が県内だったので自宅から通うことができましたが、試験会場が県外の場合は向かうまでの所要時間やルートもあらかじめ確認して当日慌てないようにしておくことも大切です。
お昼からの場合は直前に食事を摂りすぎて眠くならないように
お昼からの試験は正午(財務諸表論は12時30分)から開始されます。
丁度お昼なので食事をどうするかというところですが、私は10時くらいにinゼリー(マスカット味)とカロリーメイト(チョコレート味)を摂って試験に臨んでいました。
しっかり食事を摂ってしまうと、試験中眠くなる(緊張でそんなことは絶対無いですが…)と最初に思ったので、それが最後までルーティン化していました。
午前中の試験に比べて、起きる時間はいつも通りだったので調整は比較的しやすかった時間帯です。
夕方の試験は集中力が切れやすいため注意すること
夕方からの試験は15時からで、私が受験した消費税法は15時30分からでした。
個人的に一番大変だった時間帯でした。
何が一番辛かったかと言うと、起きてから試験までの時間が長いということです。
お昼ぐらいになると、ソワソワして自宅では居ても立っても居られなくなってしまい、早めに受験会場に行っていました。
そして会場のホールの隅っこで理論の最終確認をしていました(他の受験生もそこに何人か居たので、同じ心境だったんだと思います)
時間が経てば経つほど緊張感が増してくるので、その緊張がピークの時に試験が始まるような時間帯でした。
午前中やお昼からの試験とはまた全然違ったコンディションでの受験でした。
試験時間も遅かったということもあり、起きる時間はいつもより1時間程度遅めに起きて、昼食も摂ってから試験会場に向かっていました。
集中力も切れやすい時間帯です。総合問題を解く機会がある場合は、一度同じ時間で解いて感覚を身につけておくのも良いかと思います。
合格を勝ち取るために、合格するための準備を整える
試験直前になってくると、緊張もするし焦りも出てきます。
それは決して自分だけでなく、受験生全員が同じ状況です。
その中で合格を勝ち取るために必要なことは、合格するための準備をしっかり整えておくということです。
勉強面はもちろんのことですが、体調面も細心の注意を払ってしっかり体調管理もしましょう。
やるべきことをしっかりやっていれば、自ずと良い結果がついてきます。
そして12月に笑うために、最後までベストを尽くしましょう!
それでは、また次回。
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