【税理士試験】税法科目の理論と計算の時間配分

税理士試験の試験時間は120分(2時間)で理論問題と計算問題が出題されます。

私が受験経験のある法人税法、消費税法、相続税法の3科目で共通して感じた大切なこと。それは、

「理論と計算はバランス良く解答しないと合格点に達するのが難しい」

ということです。

バランス良くというのはどちらかに偏りすぎはよくないということです。

例えば、

「理論は完璧だけど計算が全然できてない」

「理論は全然できなかったけれど計算はできた」

そういう状況にならないように120分の制限時間を上手に使う必要があります。

合格した年の試験が終わった時にまず感じたことは、

「理論と計算バランス良く解答できた!」

でした。こう思った年は合格しています。

反対に

「理論(計算)は出来たけど、計算(理論)がどうかな〜」

と思った年はダメだったことが多い印象です。

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目次

理論は最大50分

私が経験した税法3科目で決めていたこと。

それは理論の所要時間は最大50分ということです。

目標時間としては45分で、記述量が多い場合や応用問題で考える時間が多い問題だったときでも50分は越えないように意識して解答していました。

このラインは人によって多少前後するとしても、決めておいた方が絶対に良いと思っています。

この時間の使い方としても、100%漏れなく最初から理論を記述してタイムリミットになればブツっと切るというやり方はしません。

それでは前半の得点と後半の得点にバラつきが出てきてしまいます。

後半の問題に配点が多い問題や他の受験生が後半の方ができているような状況だったら自分は不利になってしまうからです。

そうならないように解答をしながら50分で理論全体をバランス良く解答できるように記述量を調整しながら解答していきます。

そのためには最初の素読みで全体の所要時間や何をどれだけ記述するかを大体であたりをつけておく必要があります。

素読みの時間は全体の時間把握には絶対に必要です。

素読みだけでも数分程度かかるわけなので勿体無い気持ちもわからなくもありません。

しかし、この数分が2時間の問題と戦うための唯一の戦略を練る時間なので、これは欠かすわけにはいきません。

たまに本試験会場で「試験を始めてください」の合図とともに、すぐ記述を始めたり電卓を叩いたりする音が聞こえます。

よくその音が「周りの人はもうできてるんだ」と焦りに感じると言われることがあります。

私も実際試験会場で同じ状況にあったこともあります。

「少なくともその人には勝ったな」と思っていました。

よっぽどたまたまドンピシャで問題全部が自分の想定内だったらそれでも2時間で合格答案を作れるかもしれません。

そんなことはまず無いので、やはり最初の作戦を立てる時間は数分程度は必要かなと思っています。

計算は65分(残り時間)

私が受けてきた税法3科目のうち法人税法と消費税法は計算から解いていました。

これも理由があってなので、その辺りはまた別記事でまとめたいと思います。

相続税法は理論が先で計算が後に解いていました。

私が意識していた時間としては、計算時間は65分でした。

計算が後の場合は試験終了までになると思いますが、大体それぐらいの時間になるかと思います。

理論が50分。計算が65分なので、後5分は何かというと素読みの時間です。

計算に充てる時間も65分は確保できないと「合格答案が作れないな」と私自身は感じていました。

理論に時間をかけすぎて残りの時間がこれより少ない時間で計算を解かなければいけない状況になってしまうと

周りが解答している問題が解けきれなくなるし、何より気持ちが焦ってミスを誘発してしまいかねません。

理論の所要時間で目標時間が45分も一つの目安にしていますが、理論が早く終われば終わるほど良いと思います。

その分計算に充てられる時間を確保できますし、70分計算に確保できれば落ち着いて計算に取り組めます。

たった5分ですが、計算の5分はかなり大きいです。

計算を先に解く場合は65分で終わらせて理論に行けるように、長引いても70分は越えないように意識をしていました。

計算は全ての問題の計算過程や集計まで漏れなく全て解こうとすると、正直この時間でも足りません。

どこか後回しにしたり省略したりしながら時間内に収める工夫が必要です。

そのあたりの判断もある程度時間がないと難しくなります。

時間が足りないと解答すべきところも省略してしまったり解けきれなくなる場合があります。

理論は書き過ぎない

時間配分の鍵になってくるのが計算より理論になってくるかと思います。

理論は問題文を読み取って、そこから解答する理論を判断して解答をすることになります。

その解答範囲をどこまで記述するかも難しい判断が出てくることがあります。

「あの規定も解答範囲に入りそうだな」

「この規定も書いておいた方がいいかな」

全て書こうとしたら時間に収まらなくなります。

私自身本試験で理論を書き過ぎて失敗した経験があります。

理論は「絶対所要時間内に収められる分しか書かない」という意識は強く持っておいてください。

あれもこれも書いているとキリがなくなります。

重要性の高いものはしっかり書いて、それほど高くないものは省略しながら書く。

「この規定も必要かな?」というような後から思いつくぐらいの規定は重要性があまり高くないものです。

記述精度に強弱をつけながら所要時間内に的確に解答して合格点を確保しにいく必要があります。

周りよりたくさん解答用紙に書いたからと言ってその分点が伸びるようなものではありません。

ピントがズレた解答をしてしまうと規定を書いてもその部分にはそれほど得点は来ず、時間だけを使ってしまいます。

その時間で解答できたであろう計算問題が出来なくなるのが一番良くないパターンです。

理論は一つの規定を書き始めてしまうとなかなか途中で切りづらくなってしまいます。

最初から「この規定を書く」と解答箇所を決めて、その分だけ解答用紙に時間内で記述する。

それが終わればすぐに計算に向かう。

私は普段の答練(演習問題)で一番意識していたことは問題の出来不出来より、時間配分でした。

本番の120分の時間内で失敗しないように、普段から練習するのはこの機会しかありません。

普段できないことは本番でもできません。

本番で慌てないように、日頃の勉強から時間配分は意識するようにしましょう。

それでは、また次回。

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