たくさんある中から選ぶのは楽しいという側面もあるでしょうが、大変な側面もあります。
少なければ選ぶ労力はかかりませんし、失敗も少なくなります。
選ぶのは迷うもと
少しネットで調べれば欲しい物や情報が波のように押し寄せてきます。
それこそAmazonで欲しい物を検索すれば見切れないほど出てきます。
一瞬で出てきた波のような検索結果から
- 見た目
- 機能
- 口コミ
- 金額
から選んでいくことになります。
「これが欲しい!」と意気込んで決めていたとしても、色々目に入ってくると迷ってしまいます。
「あっこれも良さそうだな」
「これなんかどうなのかな?」
「こっちの方が安いぞ」
「欲しいと思っていたけど口コミがイマイチだな」
自分の中で漠然としていればいるほど、そのような情報の波に流されてしまいます。
たくさんあるものから選ぶって自分の思っている以上に大変です。
最初は楽しく感じていても、だんだんわからなくなってきて、疲れてきます。
最後には「もう、これでいいや」と妥協したり諦めたり。
必ずしも豊富なことが良いとは限りません。
減らすことは考えた証拠
膨大な量の選択肢を正面から立ち向かう(選ぶ)より、選択肢を減らすことを考えてみましょう。
消去法という方がしっくりくるかもしれません。
「最後に残って渋々選ばれる」ようなマイナスなイメージを持たれるかもしれませんが。
物を選ぶほかにも行動の選択肢としてもそのような考えは大事だと思っています。
減らすということも一つの選択ですし、減らすということは考えた証拠でもあります。
減らすためには自分の中に軸がなければできません。
物選びであれば
- 金額(予算)
- 機能
- 評価(口コミ)
- 用途
- デザイン
ごく一部ですが、目に見えるので決めやすいかなと。
行動の選択肢であれば理念(ビジョン)が大きな指針になるでしょう。
どちらにしても、自分の「軸」をまずはっきりさせなければいけません。
自分が考えた「軸」から外れてしまうものは選ばない(減らす)ようにします。
選択肢を初めから減らしてしまえば、その分迷うこともなくなりますし、間違った選択をしてしまう可能性も減ってきます。
あるものから選ぶのではなく、減らして残ったものを選ぶ
特に行動の選択肢は慎重に考えています。
そのためには日頃から「軸」を磨いていかなければいけません。
まだまだ自分の経験不足の部分もあるので、当然そんな自分が考えた「軸」は完璧ではありません。
その時では残ったものでもやってみて想定と違うかったということもあるものです。
そのような経験を少しずつ重ねてきて自分の軸をバージョンアップさせています。
ただでさえ不完全なものを漠然と頭で考えているだけでは、同じことを繰り返してしまいます。
なのでビジョンから背いてしまうような「やらないこと」を全て書いて目に入るようにしています。
案件が入ってきた(選ぶ)時には、必ず目を通すようにしています。
結果、それでお力になれずお断りすることもあります。
もし明確にしていなければ漠然とした基準から選んでしまって受けてしまい、場合によっては相手にご迷惑をおかけしてしまうかもしれません。
相手のためにも自分のためにも、行動の選択肢は「数あるものから選ぶ」より「残ったものを選ぶ」を意識しています。
迷いを完全に無くすことは難しいですが、減らすことはできるはずです。
何も無くして減らすことはできないので、元となる自分の考えや感性は日頃から磨いておきたいものです。
それでは、また次回。