勉強をすることは当然、当たり前のことだとずっと思っていました。
受験するのだから合格するまで全力で勉強する。
当たり前のようだけれど、改めて考えるとそれだけでも十分凄いことだと思いました。
途中でリタイアする人も実際多い
教室講座では同じ目標を志した受験生が合格を目指して一斉に学習をスタートするわけですが、本試験の最後まで勉強を続けられて残っているのは思っている以上に少ないです。
途中でリタイアする人がそれだけ多いということ。
勉強を最後まで続けることは大変なことだし、残っているだけでも合格の可能性は十分あると思っています。
「合格するコツは?」と聞かれたら「最後まで諦めずに勉強をすること」というのは良く耳にしますが、まさしくその通りだなと。
私と同時期に勉強していた受験仲間も、道半ばで諦めた人はたくさんいます。
というか残ったのはほんの一握りです。
その一握りの人は合格してます(そのうちの一人になれましたが)
結局諦めないことが大事なんだなと。
もちろん合格に対する強い気持ちを持ち続けることが大前提です。
「受かればいいな」ぐらいの気持ちで、とりあえず受験しているのではなかなか結果は出ないでしょう。
合格に必要な素質は頭の良さとかセンスではなく、合格に対する強い気持ちを持ち続けながら結果が出るまで勉強を続けるということ。
これに尽きるかなと思っています。
本試験まで勉強を続けられたことは一つの自信に
1年に1回の試験だと、1年間勉強中心の生活を送っていることでしょう。
周りが遊んでいる人も多い中、グッと堪えて自分は勉強に打ち込む。
娯楽の時間も極力減らして、少しでも勉強の時間を確保する。
学校に行きながら。
仕事をしながら。
育児・家事をしながら。
人それぞれ違った環境の中で合格するために可能な限り、勉強のことを考えていたはずです。
これを本試験まで続けて来れたことは、それだけでも十分凄いこと。
本試験前は緊張していると思いますが、まずは「ここまでよくやった」と自分を褒めても良いのではないでしょうか。
私自身、試験の前日は総復習ももちろんですが、少しゆっくりする時間をとって1年間を振り返っていました。
- 繁忙期の時の勉強は大変だったな
- どれだけ勉強しても点数が伸びなかったあの時期は辛かったな
- ミスばっかりした時のイライラはすごかったな
- 答練で1位をとった時は嬉しかったな
基本大変だったことばかりが思い浮かばれますが、なんだかんだ試験前日まで無事迎えられたわけです。
そしてそんな生活もとりあえずは、あと1日です。
答練1回分だけです。
あんなに毎日答練を解いてきたのに、あと1回だけと思うとちょっと心寂しい気持ちも僅かながら…。
「いや、ないない。もう解きたくない。明日の本試験で最後にしたい。」
そんなこと考えていると、少しばかり緊張が和らいだ記憶があります。
結果は自ずとついてくる
合格を目指して必死に取り組んでいるのでどうしても結果にはこだわってしまいます。
しかし5科目を積み重ねながら感じたことですが「やるべきことをやってきたら結果は自然とついてきた」という感覚が今でも残っています。
毎日やってきた勉強を、そして本番直前まで続けてきたありのままの力を本試験の2時間で表現したら結果はついてきたように思います。
変に背伸びしたり持っている以上の力を出そうと力むのではなく、ベストを尽くす(自分の持っている力を出す)
本試験で考えていたことは、それだけです。
その瞬間にベストを尽くせるように、残りの時間を後悔しないように使う。
結果はついてくるからと言って、結果はどうでもいいと考えるわけではありません。
必ず合格する(結果を出す)という意気込みは一瞬たりとも失ってはいけません。
熱意を内に秘めて、毎日の勉強に真剣に取り組む。
本試験はその集大成ですから。
持っている力だけを答案用紙に思う存分にぶつけて帰ってきましょう。
その結果が自ずと「合格」という形に現れてきます。
それでは、また次回。
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