2月中旬から3月中旬までは税理士業で一番の繁忙期。
税理士事務所で勤めながら試験勉強をされている社会人受験生にとって大きな壁になる時期です。
私自身この時期は仕事と勉強と日々追われていた記憶があります。
でも全く勉強が捗らなかったというと、決してそういうわけではありませんでした。
限られた勉強時間だったため、この時期の勉強は短い時間だけに集中して取り組めていたように思います。
むしろ繁忙期以外の比較的ゆったりする時の方がダラけてしまいそうな時があったように思います。
適度な焦りが集中力を生む
この時期は勉強時間を確保するのが難しくなってきます。
思ったように勉強ができない日々が続くと焦りが出てきます。
そんな状況でもどこかで捻出して勉強時間を確保していく必要があるのですが、その時間は貴重なもの。
自分の中でもこの時間は、より一層集中して勉強に取り組めていたように思います。
反対に繁忙期以外の少しゆったりとした日常の時はどうか。
余裕があると「まだ時間があるから大丈夫」とついつい気が抜けてしまいがちです。
そしてあっという間に時間が過ぎて、思いの外勉強が進んでいないことも…。
適度な焦りは勉強をする上では必要なもので、ある程度追われるものがある方が集中して取り組めたりします。
それ故に休日より仕事がある平日の方がむしろ勉強が捗ることもあります。
朝から1日勉強するつもりで意気込んでいたものの、ついつい後回しにしてしまって気がついたら1日が終わりそうになっていたことを経験をした人もいるのではないでしょうか。
時間に余裕があって一度気分がオフになってしまうと、始めるのに労力が必要です。
これは勉強の合間に休憩を挟む時にも同じことが言えます。
ガッツリ休んでしまうと、勉強を再開するのが億劫になってしまう経験をしたことはないでしょうか。
適度な休憩をすると、比較的再開する労力も必要なくスムーズに再開できます。
私自身も休憩時間は必要なものとわかっているけれど、あまりしっかり確保し過ぎない意識もしていました。
時間でいうと長くても10分程度。
仮眠を取るのであれば、その時間も考慮して長くても20分程度に留めておきました。
平日の勉強時間は休憩時間を考慮する程まとまった時間を確保するのが難しいので、それこそ勉強時間はフルパワーで勉強に取り組みます。
仕事をできるだけ早く終わらせる→終わったらすぐに勉強する場所に移動もしくはその場で勉強を開始→勉強に充てられる時間はしっかり勉強に取り組む→自宅に帰る→家事が済んだら寝るまで勉強する。
休憩時間を確保するというより、勉強時間以外が休憩時間みたいなイメージでした。
慌ただしい分、休日より平日の方がメリハリはつけやすいかと思います。
メリハリがついた方が気分がオフになりにくいこともあり、勉強に取り組むモチベーションも維持しやすいです。
例え勉強時間が短かったとしてもダラダラすることなく、その分集中して効率良く勉強に取り組めるようになり、コツコツ続けていけば受験専念組の勉強時間のハンデさえも覆すことができます。
やるべきことは常にリストアップしておく
勉強時間を確保することはもちろん大切ですが、それと同じくらい大切なこと。
やるべきことは前もってリストアップしておく必要があります。
これは日々の勉強に取り組む前に「今日は何の勉強をしようかな?」という考える時間を省くためです。
勉強時間が確保できたら「よし、やるぞ!」とすぐに勉強スイッチが入る状況を作っておくことが大切です。
考える時間がもったいないのもありますが、やるべきことが前もって決まっていないと日々の勉強に取り組むスイッチが入りづらくなります。
日々の勉強をしていると課題がどんどん出てくると思います。
その課題は次の勉強で取り組めるようにリストアップしておく。
その日の勉強が終わったら明日に取り組む学習内容は必ず決めておく。
そして次の日は勉強時間が確保できたら前日に決めた学習内容にすぐに取り組む。
これを習慣にするだけでも勉強のスタートダッシュもスムーズになり、仕事で忙しく少ない時間を有効活用できるはずです。
もちろん忙しい時に限らず日々の学習に取り入れることで、気が抜けて勉強が後回しになってしまうことも防げるでしょう。
忙しい時の対策も必要ですが、時間に余裕があるときは自分を律する意味も込めて限りある時間を大切に、有効に使いたいものです。
それでは、また次回。
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