物を増やさないために、欲しい物は買うようにしています。
変に聞こえるかもしれません。
物を増やしたくないのであれば、物を買わないのが正解と考えてしまいがち。
買わずに済むのであれば、それに越したことはありません。
でもどうしても欲しい物はあるんです。出てくるんです。
物欲をゼロにするのは無理(私が未熟なだけかもしれませんが…)
だったら欲しい物は潔く買ってしまった方が良いと思っています。
ただし、買う前にじっくり検討することが前提です。
欲しい物は結局欲しい
欲しい物があるとき、買う前にしっかり検討します。
時には自問自答しながら悩むこともあります。
- その場の勢いだけでの物欲ではないか。
- 本当に欲しいのか
- 後々無くても良かったと思わないか。
冷静に考えてみて「今でなくてもいいよね」と考え直すこともあります。
が、無理に欲しい気持ちを我慢して押し込むことはしません。
やはり一度欲しいと思った物は頭に残るものです。
検討した結果、それでも欲しいと思ったものは思い切って買ってしまう。
最近では私自身、そこまで無暗に買う方ではないと自負しているということもあり、そんな自分が欲しいと思っているのだから「本当に必要なんだな」と思うようにもなりました。
あと、当時欲しかったものが数年越しに手元に渡ってくることを、今までで何度も経験しました。
当時は欲しかったけれど、その時は買えなかった(購入のタイミングや金銭的に)物が今になって手に入れている。
手に入れてから「あの時欲しいと思っていた物だったよね」と思い出すこともしばしば。
手に入れるまでは忘れていたけれども、潜在的に残っていたのでしょうか。
何度かそのような経験をしたこともあり「いずれどこかで買うものを今買うだけ」と思うようにもなりました。
「金額の安い方でいいか」は後悔のもと
買おうか迷っているときに、値段を検討材料にすることもあると思います。
以前投稿した『迷う理由が値段なら買う。買う理由が値段ならやめておく』に考え方としては近いかもしれません。
欲しい物が仮に金額的に高くて、同じ種類でメーカーなどの違いで金額的に安い物も多くあるでしょう。
例えばサングラスが欲しいと思ったとしましょう。
ピンときて欲しいと思ったサングラスが思っている以上に値段が張るものでした。
しかしサングラスはそのメーカーだけでなく、他にもたくさんあるわけです。
それより少しお求めやすいサングラスを見つけて「これでもいいかな?」という気持ちも出てくるわけです。
仮に最初にピンときたサングラスを押し退けて、金額安いからという理由で他の違う方を妥協して買ってしまって満足するかどうかといえば、おそらく満足しないでしょう。
選んだ理由が他にあって結果的に安く済んだのであれば、それはそれで良い買い物だと思います。
なんでこんな具体的な話をしているかというと、つい最近の私の出来事です。
最近になってマスクをつけなくて外出する機会が増えたこともあり「サングラスが欲しいな〜」と思っていました。
数ヶ月探して、数多くあるサングラスの中で一際惹かれたのがありました。
若干妥協も入っているような候補は他にもいくつかありました。
ついつい金額で判断して妥協しそうな気持ちが出てきましたが、思い切ってその欲しい物を買う決断をしました。
結果は大満足。毎日使っていますし、あの時に流されず思い切って買って良かったと今でも思っています。
妥協して他の物を買ってしまっていたら、ずっと頭に残ったままでした。
買い物に限らずですが、私が大事にしていることとして、
「〇〇でいい」ではなく「〇〇がいい」と思う方を選択するように意識しています。
文字にすると【で】と【が】のたった1文字違いですが、感覚としては全く違うなと思っています。
【で】は『妥協』
【が】は『理想』
と考えています。
その理想を実現させるために普段から現実を見つめていく。
それが買い物という行為なら理想が本当に欲しい物。現実的にその時の環境や金銭的な要素が絡んできます。
理想から現実を加味しても妥協にはならないように、時には諦めるという選択肢も選ぶこともあります。
欲しいものが金額的に予算オーバーの場合、その理由で本当に欲しい物が買えないのなら、妥協して予算内の他を買うのではなく、今は諦める決断をする。
「無理して買わない」という選択肢も持ち合わせておいた方が良いのではないかと思います。
結果的に物が増えすぎない
欲しいものを手に入れると満足することもあり、物欲はスッと消えていきます。
中途半端に妥協して買ってしまうと自分の中で満足できず「やっぱり買おう」とか「あれもこれも」と収拾がつかなくなってしまいます。
過去に私も同じような経験をしたことがあります。
買ってもなおズルズルと悩んで考えてしまう。時間と悩む労力もかかってしまいます。
そんなこんなで結局本命の方も買ってしまうかもしれません。
となると妥協して買った方は使わなくなるだろうし、無駄に1つ多くの物を所有してしまうことになってしまいます。
思い切って買ってしまうと、その物に対する物欲は満たされるので結果的に芋づる式な物の増え方はしません。
必要なものを必要なだけ持つ。
その入り口である買うというタイミングでしっかり検討し、最後は思い切って買ってしまうのが物を無駄に持ちすぎない一つの方法なのかなと考えていますし、私自身普段から実行していることでもあります。
その分買う決断をするまでの検討する時間は結構長い方だと思っています。
買ってしまったら後でズルズル考えることはしません。
物欲もありますが、必要な物しか持ちたくないという気持ちが根底にあるので、無用な買い物はしないために買うまでに手を尽くしたいという気持ちが強くあります。
衝動買いをしないのも、その気持ちがブレーキをかけてくれているからかもしれません。
話が少し逸れますが、時には考えても結論がでないこともあります。
その時は挑戦という意味も込めて「とりあえず買ってしまう」こともあります。
実際使ってみて「良いな」と気が付かされることもしばしば。
それも前段階でじっくり検討したからこそ、実際思い切って買っても後悔しないことに繋がっているのかなと思っています。
仮に失敗と見えるようなことでも自分の中で検討して出した決断であれば「いい経験だった」と思えます。
何も考えずに「とりあえず」では、おそらく失敗が後悔に繋がっていたこともたくさん出てくるはずです。
失敗を経験(成功)と感じられるか、後悔(失敗)に終わらせるかは、やはり自分がそれまでにしっかり手を尽くしたかどうかで変わってくるんだと思います。
何事も追求することは大事ですね。私自身まだまだなところがたくさんあります。
日々精進あるのみです。
それでは、また次回。
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