前の記事でも少し書いたのですが、アタッシュケース手放しました。

おそらくアタッシュケースを使ってみたいという方は少数だと思いますが、逆に本当に興味がある方はかなりの熱量だと思いますので、僕の一意見ではありますが、共有できればと思います。
そもそもなんでアタッシュケース?
最初にアタッシュケースを買った時の記事も載せておきますね。この記事は買って間もない頃に書いた記事です。

僕が買うまでに至った経緯は上の当時の記事にまとめているので、詳細は割愛します。
アタッシュケースを2年間程使ってみた感想を一言にまとめると
圧倒的にカッコいいけれど、圧倒的に使いづらい
これに尽きるかなと。
なので、アタッシュケースに一目惚れして「カッコいいなこれ」と全く思わなかった人からすると、何の良さも分かってもらえないかもしれません。
僕はこのフォルムと重厚感に憧れて買う決意しました。
実際に買ってしっかり使ってみて分かったことは想定以上に使うシーンが限られるということです。
なので僕にとってこのアタッシュケースはデザインという一つの大きなメリットと、細々した多くのデメリットがあったなと実際使ってみて感じました。
正直、日常生活で使うのにはあまりにも不便に感じましたので、いくつか分けてまとめていきますね。
圧倒的な収納力の低さと重量感
アタッシュケースは重要書類を中心に安全に持ち運ぶように設計されていることもあるので、幅(厚み)はそこまでありません。


大量の収納を前提に作られているものではないので、それを機能的なバッグと同じように使うのがそもそも間違っていました。
なのに2kgぐらいあります。アタッシュケース本体だけでですよ。
書類だけ持ち運ぶことは今の生活にはなかなか馴染みません。
それこそ僕は仕事柄書類を扱うこともありますが、PCやタブレットで仕事をすることの方が圧倒的に多いです。
なので、このアタッシュケースをバッグとして使う場合は、PCやタブレットをこのアタッシュケースに入れるわけですが、どうなるか分かりますよね。
「めっちゃ重い!」
PCとちょっとした小物を入れるだけで3.5kg超のケースの出来上がりです。
肩がけも当然できません。片手で持つしかありません。
ちょっとした移動ぐらいならまだしも、少し距離を歩く時に持ち運ぶのは一苦労です。
収納力に関しては、13インチのPCを入れたら収納スペースの7割を占めてしまいます。
僕の場合、PCを入れた残りのスペースに
- 財布
- ペンケース
- 電卓
- 名刺入れ
を最低限にこれぐらいに絞って入れてましたが、これだけで収納は限界に近かったです。
普通のバッグだったら多少無理に詰め込むことができますが、アタッシュケースはそうもいきません。
ケースの空間分までしか入らないので、収納はかなり限られます。
雨には想定以上に弱かった
これは買う時に店員さんにも「雨に濡れたらすぐに拭き取ってくださいと」言われていましたので、雨に弱いということは理解していました。
なので雨と分かっている日は極力使わないようにしていました。
ですが急に雨が降ってしまうこともあります。
ある時訪問先から帰る時に急に雨が降ってしまい。傘も持っていなく少し雨に濡れてしまいました。
車に戻ってすぐに拭き取ったのですが、帰宅してよく見ると雨染みのようなものが付いていました。
乾かしたら多少マシになった気がしましたが、完全に元通りにはなりませんでした。
よく見ないとわからないぐらいですけれどね。気にしなければ良いのですが。
「あっ、これだけでもダメなんだ」とアタッシュケースの繊細さがよく分かりました。
中身を取り出す場所が限られる
僕が感じたデメリットで一番大きかった部分です。
それがアタッシュケースの中身を取り出す時です。
アタッシュケースは目的地で意図した場所で取り出す場合は良いのですが、それ以外の場所で取り出すときはかなり苦労します。
例えば外出先で名刺が必要になった時です。
ちょっと挨拶する時に名刺を合わせてお渡しする機会がありますよね。
立っている状態でそのような状況になった時。すごく困ります。
アタッシュケースの自然な開け方は
- 横に倒す
- ロックを解錠する
- 上に開くように開ける
なのでどこか横にするための机や棚が必要です。最悪でも座った状態の自分の足の上。
立った状態でアタッシュケースを持った状態で開けるのは至難の業です。
アタッシュケースを横にして手を下に持っていって片手でバランス取りながら、もう片手で開けるというような器用なことをしなければいけません。
聞くだけで開けづらそうですよね。
もう一つの取り出し方といえばアタッシュケースを地面に縦に置いたまま少しだけ開いて取り出す方法でしょうか。
これはおすすめしません。中身が下に崩れて次閉まらなくなります。
最初はスマートフォンと名刺入れをアタッシュケースに入れていたのですが、そのようなことを経験してやめました。
普通のバッグだったらサッと当たり前のようにできることができません。
どれも最初から頭では分かっていたつもりですが、最初はデザインというメリットの方が優っていました。
実際使ってみて不便さを実感してこれらのデメリットがデザインのメリットを僕の中で少しずつ上回っていき、自然と使う機会が減っていきました。
特定の用途で持つのは良いが、汎用的に使うのは厳しい
結果、実際使ってみて思ったのがアタッシュケースを日常使いのバッグとして使うのは難しいなと。
僕もアタッシュケースをカバンとして使おうと考えてしまったから先程の不便さに耐えられなくなりました。
これが特定の用途のために使うと決めてしまっていたら変わっていたでしょう。
例えば、本来の使い方の重要書類の持ち運びのためだけに使うことや室内で大切な物の保管ケース(ロック機能も付いているので)として使うなどです。
僕自身も日常使いのバッグとしてアタッシュケースを使うのはこれ以上厳しいと判断して、室内で貴重品の保管ケースとして用途を変えようとしました。
ですが保管ケースにしては場所を取りすぎる。大きすぎたので、保管の用途だけでこのアタッシュケースを使うのは無駄だなーと思いました。
そして最終的に自分の中での利用用途が無くなってしまい、自分の中のポリシー(使っていない物を持ち続ける)に反してしまうので、手放す決意を固めました。
今は手放して手元にないわけですが、後悔があるかというと一切なく、今でも買って良かったと思っています。
人生で一度は使ってみたかった物なので、良かった部分も悪かった部分も全て含めて満足しています。
なので手放した後悔は一切ありません。
僕の使っていたアタッシュケースはまた次の人に渡っていると思いますので、大事に使ってもらえれば嬉しいです。
あとこれから使ってみようと興味がある人にも、この記事が何か参考になれば嬉しく思います。
実際使ってみた感想だったからこそデメリットが目立ってしまいましたが、本当に良い物だったことに間違いはありません。
それでは、また次回。