予備校の順位にどこまでこだわるか

予備校の答練を受けていると順位が公表されます。

自分の成績で一喜一憂する時もあれば、いつまでも上位に入れず不安な毎日を過ごす時もあります。

気にしたくなくても気にしてしまいますが、適度に気にして過剰に意識しすぎないようにしましょう。

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順位にこだわりすぎない

点数が出ると一喜一憂しますが、一瞬は良いでしょう。

点数を見た瞬間だけ。

良い点数(順位の上位)だったら

「よし。順調だな」

イマイチな点数だったら

「まだまだだな」

点数に意識を引っ張られるのはここまでにしましょう。

自分の中でこの一言の感想が出たらあとは今後の勉強や復習へ意識を切り替えましょう。

本試験は結果が全てですが、今の状況は本試験までの過程の途中です。

順位や点数はあくまで今の自分の立ち位置であって、本試験の立ち位置ではありません。

自分は最後どこに立っていたいかと言われると、当然本試験の合格の立ち位置ですよね。

今いる立ち位置を確かめる程度のものにとどめておきましょう。

答練で良い成績を収めている人はより謙虚にならなければいけませんし、イマイチな成績であっても足掻けば最後はどこに立っているかわかりません。

油断すれば距離が離れていきますし、最後まで足掻けば距離はどんどん縮まります。

油断した人と足掻いた人の逆転劇は嫌というほど見てきましたし、僕も経験してきました。

「点数は意識はしているけれど、そこまで自分のメンタルが揺らぐほど気にしてない。最後勝てばいいんだから」

そのぐらいがちょうど良いでしょう。

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こだわるとしたら徹底的に

もし答練の順位が自分のモチベーションに直結している、順位の上位を狙うことが勉強のバイタリティーになっているのであれば、こだわりましょう。

こだわるのであれば『徹底的に』です。

予備校の順位は常に1位を狙うのは当然。

税理士試験の合格率が上位10%と言われていてもトップで受かってやるぐらいの勢いを、日頃の勉強に落とし込んでいきましょう。

圧倒的な点数を獲り続けて本試験まで駆け抜ける。本試験もダントツでどんな状況でも合格できるようにする。

人それぞれタイプが違いますので、どちらが正しいというよりどちらが自分にとって目の前の事に集中できるかが大事です。

税理士試験は競争試験だからこその部分がありますが、日頃からの競争とどう付き合うかが大事だと個人的に思っています。

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中途半端に意識するのが一番良くない

僕自身のことを言うと、実は両方の時期がありました。

簿記論・財務諸表論・法人税法の3科目(前半)の頃は日頃の順位や点数に徹底的にこだわっていました。

全国順位も0.1%に入ることもありましたし、上位ランク表に名前を載せることを一つの学習目標にしていた時期もありました。

それが自分のバイタリティだったので、本試験まで常に合格レベルを限界まで引き上げて本試験に挑みました。

そのやり方で結果も徐々に付いてきました。

後半の消費税法・相続税法の2科目の時に、学習環境が180°変わって順位や点数に対する考え方が変わってきました。

そこに至るまでに、思い返すと僕自身も良くなかったと思ってますが、中途半端に意識する時期がありました。

毎回答練を受けて自分の順位と点数に一喜一憂。

良かったら

「うんうん。今年は大丈夫そうだな」

悪かったら

「え。やっぱり今年無理なのかな…」

と答練の出来にすごく振り回されていたような記憶があります。

その時期の本試験の結果はどうだったかというと、全然振いませんでした。

表面的な出来不出来の結果だけに振り回されて、合格するためにやるべき当然の勉強が徹底できていませんでした。

そんな時期を経て反省したこともあり、後半は意識改革してやるべきことをコツコツとするようになりました。

点数が良くても

「逆にどこがダメだったんだ?気付いてない弱点があるのかも」

悪かったら

「本試験でなくて良かった!次は間違えないように今から復習だ」

というように。

どんな結果でも目先ではなく、最後の本試験の合格を見据えて考えるようになりましたし、何より気持ちの浮き沈みが無くなりました。

日頃の答練を自分の荒出しのチャンスと捉えていましたので、点数や順位は二の次三の次ぐらいの立ち位置になりました。

そうすると、順位こそは最後まで目立った上位には入りませんでしたが、本試験の時は不思議なことに圧倒的な自信を持って挑むことができて、結果も付いてくるようになりました。

講師からも「結果に一喜一憂しないように」ということは痛いほど言われましたが、当時はその言葉を分かった「つもり」なだけでした。

本当の意味は「目先の結果で今自分のやるべきことを見失わないように」だったんだと。

順位や点数にこだわるかどうかは人それぞれだけれど、どちらでであっても合格するためにやるべきことはみんな同じです。

それでは、また次回。

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