【税理士試験 相続税法】計算問題の大きなヤマ。取引相場のない株式をどう乗り越えるか【計算編#4】

宅地に続いて、次は取引相場のない株式(非上場株式)編です。

前回のリンクも貼っておきます。良かったらどうぞ。

計算編はこれで4記事目。計算の方はこれでひとまず最後になるかなと思います。

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目次

乗り越えずして合格は難しい

宅地も本試験で3つ4つ出題されるのでそれなりに多いですが、1つの量としてはこの取引相場のない株式が一番ボリュームが多くなると思います。

問題だけでも2ページ、多ければ3ページ目にわたることも。

問題文を見るだけで気が引けてしまうぐらいに圧倒される量が出題されることもありますが、この論点を乗り越えずして合格は難しいのが現実です。

あまりにも多すぎて自分がどこができて、どの部分が苦手なのか把握しづらいこともあるかと思います。

  • 持株割合の判定(中心的な同族株主の判定など)
  • 配当還元方式
  • 類似業種比準方式
  • 純資産方式
  • 特定の評価会社の評価方式
  • 権利金の評価

細分化すると書ききれないので、思いついたものをざっくりとだけです。

最終的にはボリュームが多い問題にも立ち向かって点を積み上げていかなければなりませんが、急にできるようになるものでもありません。

やはり千里の道も一歩からで、少しづつ理解を積み重ねてできるところを増やしていく必要があります。

普段の学習の中で答練で間違ったところ、苦手意識があるところを徹底して復習します。

取引相場のない株式の論点は全部苦手というより、この部分が特に苦手という部分が出てくると思います。

中心的な同族株主の判定とかどうでしょう。私が苦手にしていた部分の一つです(親族図で読み取る時に兄弟姉妹や一親等内姻族がよく判定対象から漏れていた)

自分が「この部分苦手だな〜」と感じたところは、その場のタイミングですぐにメモしておいた方が良いと思います。

頭だけで覚えていようとしても、最初の方は苦手に感じる部分の量が多いので忘れてしまい(次にまた間違った時に苦手だったことを思い出す)復習の頻度もついつい後に伸びてしまいがちです。

箇条書きでも良いので自分の苦手なところをまとめることで、時間を確保してその部分を集中的に復習すると徐々に理解できてくるのではないでしょうか。

あとやっていたことが、問題のリストを作っていました。

どういうものかというと、

・実力答練①(実施日⚪︎月⚪︎日)非上場株式の問題の評価判定(中心的な同族株主の判定)

ミスの内容: 1親等内姻族を判定対象に含めることを忘れていた。純資産方式で時間を使いすぎて解ききれなかった

みたいな感じで、これも箇条書きでその都度メモに残していました。

自分の苦手論点をメモに残し、そのきっかけになった問題を記録して残しておくことで、定期的にその苦手の原因の問題の解き直しと復習をします。

「もう大丈夫」と思えるまで対策できたら、そのメモを消してしまう。

本試験までにはその不安要素がまとめられたメモを無くすことを目標にして、復習管理していました。

メモといっても、スマートフォンのメモアプリで簡単に管理していた程度です。

さっと残せてすぐ管理できた方が良いと思っていました。

ノートにすると必要な時に限って持ってくるのを忘れてしまいそうな気がしたので、常に持っているもので管理する方が良いかなと思っていました。

非上場株式以外の他の論点も対策するところはたくさんありましたが、私は非上場株式の論点だけ異様に苦手部分が多かったので、それだけの間違いリストや学習管理を特別に意識して作っていました。

ボリュームは多いけれど、必ず解き切りたい

非上場株式の論点は難しくてボリュームが多いからといって、安易に捨て問題にできないのが頭を悩ませるところ。

重要な論点ですし解答量も多くなるので、その分配点も多く振られているはずです。

配点はおそらく部分点で振られているのではないかという印象です。

多いけれど必ず解かなければないけない部分、一部だけ解答して後回しにする部分、時には非上場株式の問題の中で取捨選択が必要なケースも出てきますが、可能な限り最後まで解き切りたいところです。

そのために解答スピードも必要です。

他の問題との解答時間のバランス、解く順番を考えることも結構重要かと思っています。

私は総合問題を解く概ねの解答順序は決めていました。

解答順序の決め方について、過去の記事にまとめたことがありますので、気になる方はご覧ください。

よほど予想外の問題構成でない限り、自分のルーティーンとして順番を固定していました。

その順番で解いていくと非上場株式の論点は計算時間の丁度中間ぐらいになっていました。

前半に手間取りすぎると(非上場株式の前で宅地問題を解くようにしていた)非上場株式の論点の時間が圧迫するし、非上場株式の論点に時間をかけすぎると後半の残りの問題が駆け足になってしまいます。

急ぐあまりに解答精度を欠いてしまう可能性があるので、大事な局面でもありました。

だからこそ、この非上場株式論点の対策は必要以上にしてきたつもりでもあります。

問題パターンによって自分がどの程度の時間がかかるのかも把握していました。

解答スピードを引き上げるためには解き込むしかありません。

解き込むことで問題に慣れてスムーズに解答を導き出せるようになり、徐々にスピードが上がってきます。

その中で、自分の所要時間を把握したり工夫を加えることもやっておくと、対策としてなお良いのではないかと。

未学習論点が出題されない限り、解答は埋められるようにしておきたいものです。

二大巨頭(宅地・非上場株式)に対して自信がつけば、計算問題は上手くいく

計算問題の財産評価で大きなボリュームを占めるのが非上場株式と宅地。

この論点に対して苦手意識を持つか、得意と感じるかで計算問題に対する自信が大きく変わってくるはず。

あとは計算問題最初の親族図の読み取り。これに対しても自信がついたら計算問題はかなり自信を持って立ち向かえると思います。

もちろん他にも対策するところはたくさんありますが。気持ちの面でこの部分ができるようになれば精神的にも安定するし、ひいては点数のムラも少なくなってくると思います。

私自身ですが、宅地と非上場株式が自分なりに「だいぶできるようになったな」と感じ出してから点数も上がってきたし、点数のムラも少なくなりました。

それまでは点数が良い時と悪い時、悪い時はケアレスミスで大量失点をしてしまったりと、乱高下を繰り返しては気持ち的にも焦ることが多くありました。

その状態だと計算問題で合格点を取ることも必死にならないといけないし、理論も同じように必死にやらないといけないので、精神的にも大変でした。

計算問題に対して自信がついてくると「計算はどんな問題が出てもいつも通りの力を出せば合格点は獲れる。あとは理論でしっかり合格点を確保すれば合格できる」と一つ安定した土台ができたような気がして、ただがむしゃらに目の前の問題に喰らいつくというより、戦略的に自分のことを理解して問題に向き合えるようになりました。

相続税法に限らずですが、合格可能性を高めるためにも計算問題の点数を安定させることはかなり重要な要素かと思っています。

安定させるためには苦手論点や重要論点の徹底的な対策と反復が必要です。

それがひいては絶対的な自信に繋がります。

自信がつけば落ち着いて解答もでき、自然とケアレスミスも少なくなってきます。

どれぐらいやれば良いのかわからないかもしれません。

「これ以上やってる奴は他におらん」

こう思えるぐらいになるのが目安かなと。

他と比べたところで仕方ないし、結局最後は自分との戦いです。

自分で納得できるまでやることが、合格に着実に近づく方法と思っています。

人それぞれ、置かれた環境で勉強に投下できる時間も様々です。

私自身、学習専念の時も仕事との両立も両方経験してきましたが、満足に時間が取れない年もありました。

でもその少ない時間でできるだけのことをやり切って試験に臨んだ結果、今があります。

合格した科目は少なからず「やりきった!」と思えるぐらいの対策をしました。

それは単純に勉強時間の多い少ないではありません。できることをやり切った。出し切ったという手応えです。

宅地や非上場株式も「自分が解けない問題が出たら、他の誰も解けんだろう」と思えるぐらいにはなってました。

相続税法は合格するまでに何度も悔しい思いをしてきました。

その思いを全部最後の年にぶつけた科目でもあるので、私にとって一番思い入れの強い科目でもあります。

なので、このように詳細に記事の題材にさせていただいています。

全員に共感してもらえるものでもないと思っていますが、近い境遇の方がいらっしゃって何かヒントになるようなことがありましたらと思っています。

元々このブログもそのような思いから立ち上げたものなので。

ひとまず数編続いた相続税法としての記事はこれにて締め括りにしようかと思います。

また何かお伝えできることがあれば、改めて記事にしていきます。

それでは、また次回。

【後記】

この相続税法シリーズを見直していると計算編全4記事。理論編3記事で記事数揃ってないことになんか違和感を感じました。

ということもあり、ちょうど理論絡みで1つ題材にしたいものがあったので理論編で、もう1記事追加する予定です。

どこかのタイミングでアップしますね。

それでは改めて、また次回。

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