身の回りの物が多い状態から解消させるために最初は『減らし方』が大事です。
一旦減らしてしまえば、あとは減らし方より『増やさない仕組み』を作っておくことが重要です。
自分の中で『増えない仕組み』を作っておかないと、ずっと増えては減らしての繰り返しで大変です。
タダより高いものはない
一つ目の仕組みとして、私はもらうことや譲ってもらうことはしないように決めています。
私の中での考え方として『タダより高いものはない』というのを肝に銘じてます。
言葉の使い所は違いますが、物を増えるという側面でも同じことが言えるなと感じています。
どれだけ物の出口(手放し方)を整備していても、入り口が広ければ追い付かず、どんどん自分の周りに物が溢れていきます。
もらい物や譲り受けた物は自分の持ち物の判断基準が崩れてしまいます。
「相手がいらないんだったらせっかくだからもらおう」
「もらって損にはならないだろう」
こんな気持ちの緩みがどんどんエスカレートしてしまいます。
なので、私はこのような話があっても無条件に「NO」と言ってしまいます。
どんなに欲しい物であっても。
手に入れるのであれば、自分の力(お金)で手に入れるということを意識的に仕向けています。
「自分の力で買う」という選択肢があることで、本当に欲しい物かどうかがわかってきます。
「買わなければいらない」のであれば、それは自分にとっていらないもの。
タダより高い物はありません。
セールで物を選ばない
二つ目の仕組みは、セールで物を買うときは以前から目星をつけていたものに限るようにする、ということです。
注意しているのは、セール中に物を選ばないこと。
判断基準が値段になってしまいますから。
本当に欲しいものかどうかの意識が薄れてしまいます。
私もAmazonのセールで買い物をすることはありますが、セール期間中に物を見漁って選んで買い物(勝手にスクリーンショッピングと言ってますが)はしないようにしています。
欲しい物リストを事前につけてあるので、それを探してポチポチっと手早く買って行くぐらいです。
スクリーンショッピングは意識していないとついついやってしまいます。
と言ってもたまに「おっ、これいいかも」みたいな瞬間はあります。
そんな時は即決はしません。勢いで買わないように一旦離れます。
そしていつものように情報収集。本当に欲しい物か確認、決心してから買います。
そんな間でセールが終わって定価に戻っていることも。
欲しいと決めた場合はそれでも買います。
値段を基準に買っているわけではないですからね。
もしそのタイミングで「えっ、値段戻ってる。どうしよう」という気持ちが出たら、それは本当に欲しい物ではない可能性があります。
そんな時は一旦自分の中の欲しい物リストから外しましょう。
買う前に買った後のことを考える
物を選んでいる時って、無意識に目の前の買うことだけに注力してしまいます。
そんな時に買った後のことをイメージしてみましょう。
当然まず一番に、欲しい物を買って気分が良い『自分』をイメージすると思いますが『買った物』はどうでしょうか。
- メンテナンス
- コスト
- 保管場所
- 使用頻度
- 流行り廃り
その辺りを考慮してもなお熱量が冷めないのであれば、買った後も長く使えるし後悔もないでしょう。
私自身、つい最近オーダースーツを買おうとしていました。
見ていると、それは物欲がそそられるものがたくさんありました。
が、結論を言うと結局買わずに終わりました。
理由としては、買った後をイメージしたところ
- 使用頻度が限られている(新規案件の打ち合わせやちょっと畏まった場所へ行く時)
- 管理に気を使う(使う頻度が多くないので、クリーニングなどの管理の負担が大きい)
- 体型の変化(ジムに通ってトレーニングしているので合わなくなる可能性が高い)→これは少し希望的観測が入ってますね
と言ったことがイメージできた瞬間に、一気にオーダースーツに対する物欲が無くなりました。
買わなかった結果どうだったかというと、今の自分は何も不自由になっていません。
むしろ良い判断ができたなと思っています。
「物を増やしたくない」というミニマリズムの思考は自然と、手に入れた後のイメージをすることが習慣になっているように思います。
減らすことは大事ですが、減らすのはかなり労力が必要ですし、簡単ではありません。
それに比べて増やしすぎないようにするのは、ちょっとした意識や考え方次第で取り入れやすいです。
『捨て方』も大事ですが『増やさない仕組み』も自分の中に持っておきましょう。
それでは、また次回。
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