本試験数週間前になると、ラストスパートで試験勉強の追い込みをかけているところかと思います。
勉強も大事ですが、同じぐらいに自分の体調にも気を配りたいところです。
私自身受験生だった時に気を付けていたことや意識していたことをまとめてみました。
睡眠時間は削りすぎないこと
試験が近づいて来るにつれて焦りが大きくなってきます。
やるべき勉強が次から次へと、時間がいくらあっても足りないと感じてしまう程です。
ついつい「睡眠時間を削ってでも…」と思ってしまいがちですが、本試験で力を発揮するためには体調管理も万全にしておかなければなりません。
まず睡眠時間はしっかり確保しておきたいところ。
寝不足が積み重なって本番間際で体調を崩してしまうということは避けなければなりません。
私自身、体調管理を気にし出してからは、6時間程度は睡眠時間を確保するようにしていました。
その睡眠時間を確保した上で、残り確保できる勉強時間を見積もって
- 何ができるか
- 何をすべきか
- どこまでできるか
やらなければと思っている学習量と現実的に確保できる時間でこなせる学習量を今一度見直してみるのも良いかもしれません。
あまりにもズレていたら学習計画を組み直す必要も出てくるでしょう。
残り2週間あたりを切ってくると理解するためにじっくり学習するというより、確認が中心の最終調整の局面に差し掛かってきます。
- 苦手論点(問題)の解き直し
- 本試験想定(2時間)の答案練習
- 基礎論点(テキスト)の読み返し
- 間違いリストの再確認
- 理論暗記
理論がある科目だったら、この時期に理論を回さない日は無いはずです。
必然的に理論を回し(暗記)しながら、他の勉強をこなしていく必要があります。
日によって睡眠時間が多少減ってしまうのは仕方ないかもしれませんが、何時間も減らしてまでするのは、あまりおすすめできないと思っています。
食事にも気を使う
食べ物にもある程度気を使っていました。
時期が夏ということもあり夏バテもですが、お腹の調子を崩さないようにも意識していました。
- 過度に冷たいものを食べ飲みし過ぎない
- 試験直前は生ものは避ける
刺身やお寿司は避けていました。大好物なんですけどね。
大丈夫だとは思ってましたが、年に1回の大事な日のためです。
食事管理は試験本番で万全の状態で挑むためでもありますが、本番までの貴重な日を体調不良で失いたくなかったからです。
試験数週間前は本当に大事な時期なので。我慢していました。
なので試験が終わったら、まずお寿司を食べに行くというのがお約束だった記憶があります。
生活リズムは本番の試験時間に合わせる
次にやっていたことは、生活リズムを試験時間に合わせていくことです。
これは受験する科目で大きく変わってくるかと思います。
特に午前中の試験科目(簿記論・法人税法・国税徴収法)を受験する場合は、起きる時間を早めたりする必要も出てくると思います。
試験が9時からなので、その時間に万全の状態で挑みたいところ。
私は午前中の科目を受験していた頃は、必ず5時に起きるようにしていました。
試験当日だけその時間にしようとしても体が慣れていないので、急には難しいものです。
試験の数週間前からは5時に起きるように寝る時間を調整したり、勉強時間を調整したりしていました。
夜の勉強を早めに切り上げて毎日5時に起きて朝に勉強すれば、仕事前に2時間程度の勉強時間は確保できます。
普段夜遅くまで勉強する夜型の場合でしたら、生活リズムも整えておいた方が良いのかなと思います。
午後からの試験の場合は、午前の試験に比べて起きる時間とかもゆっくりめで良いかと思います。
私は午後の試験である相続税法が受験科目の中で一番多い受験回数になってしまったのですが、午後からの試験で意識していたことはといえば、食事です。
私は普段朝食は食べません。
この生活リズムでいくと午後イチからの試験直前にしっかりと食事を摂ることになってしまうので、あまり良くないかなと感じていました。
なのでこの時期に関しては、朝食を摂るようにしていました。
そして試験前でちょっとお腹が空いた時はカロリーメイトやinゼリーを食べて試験に臨むような感じでした。
午後の後半の試験は15時や15時30分から試験が開始されます。
私はこの時間帯の科目は消費税法を受験しましたが、朝よりもこの時間帯の方が個人的に大変でした。
朝から緊張するしそわそわしながら夕方にやっと本番なので、終わった後は気疲れしてぐったりしていた記憶があります。
生活リズムはいつもと変わらないように過ごしていました。
唯一良かったことは試験までに時間があるので、理論が一通り確認できたことでしょうか。
午前中に理論を1回転させて、食事を摂って、試験直前まで最終確認をしていました。
受験する科目によって時間に開きがあるので、前もって生活リズムを合わせておいた方が良いのかなと思います。
勉強の対策ができていても、万全なコンディションでないと合格は難しい
思いつく限りですが、以上が試験直前に気をつけていたことです。
あくまで私に関してですので、これが誰にとっても正しいというわけではありません。
自分が本番で全力を尽くすことさえできれば、それが一番です。
私自身ここまで気を付けるようになったのは、受験生だったある年に試験数日前に体調を崩してしまったことがありました。
急に高熱が出て、本試験まで体調が戻らず結局その年の結果たるや散々なものでした。
思い返してみるとかなりオーバーワーク気味で自分の体調のことは二の次にしていたように思います。
この年は学力的にはかなり手応えを感じる部分があっただけに、とても悔しい思いをしたことを今でも覚えています。
どれだけ勉強の対策ができていても、万全な状態で挑まないと合格は難しいということを身をもって感じました。
これがきっかけになって、次の年から勉強と同じぐらい体調にも気を配ることを重要視して試験直前を過ごしていました。
体調不良で力が出せない。最悪受験できないことになってしまうと、後悔してもしきれません。
そのようなことにならないように、気をつけられる範囲で残りの期間を大切に過ごしてください。
それでは、また次回。
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