独立してから「自分」を知ってもらえないと仕事がいただけません。
僕自身も独立して一番最初の壁にもなりました。
独立したら全て自分
独立は文字通り「独り立ち」
全て自分でやらないといけませんし、責任も成果も全て自分に返ってきます。
勤務していた頃は、自然と仕事が入ってきて何も言わなくても増える仕事。
良くも悪くも染み付いていました。
勤務していた頃は自分を売り込むことなんか考えたこともありませんでしたので、間違いなく一番の課題になるだろうと。
自分の売り方は色々あるでしょう。
- 足を動かしてリアルで人に会いに行く
- ネットで発信をする
まだまだ試行錯誤の段階ではありますが、開業当初はとにかく足を動かしました。
厳密には開業前から動かしていましたが。
とにかく会う人知っている人に自分の状況とこれからのことを伝えました。あと名刺と。
今後のこととかお付き合いが続くかとか、変な詮索も無しで、会う人にはとりあえず挨拶をするようにしました。
まずは知ってもらわないといけませんから。
足を動かしながら感じたのが、自分の認知の難しさです。
いかに今まで会社や組織の看板で仕事をしてきたのかというのを思い知りました。
本当は案件をもらえるようになるまでが営業なのでしょうが、仕事に繋げるまでの余裕はありません。
まずは自分を知ってもらう。とにかくこれだけを意識していきました。
言わなければ伝わらない
「言わなくてもわかってくれる」
これも独立してからマインドを変えました。
今まではどこかで、目の前の仕事をしていれば周りが見てくれている。
言わなくても行動しなくてもわかってくれる。と思っていました。
そんな甘くはないですね。
言わなきゃわからん。伝えなきゃ一つも伝わらん。
一気にそのようにマインドセットされました。
自分のことを伝えるのに、どこか今までは恥ずかしさというか消極的な自分がいました。
独立してからはそうは言ってられません。
自分を売り込んでいかなければいけないので。
決して見栄を張るとか良く見せるということではなくて、シンプルに自分のことを伝える。
そうやって一人ずつ知ってもらう人を増やしていく。地道にしていると直接独立を伝えた人以外からも僕の情報を聞きつける人が少しずつ増えていきました。
広がって行ってくれたんでしょうね。
どんな伝わり方をしているかは分かりませんが、まず知ってもらう。
最初はこれができているだけで良しとしましょう。
仕事は後からついてくる
独立してすぐに仕事が舞い込んできたかというと、僕の場合はどちらかというとすぐだった方なのかなと思います。
開業間もなく新規の相談が入ったり、知り合いが丁度顧問税理士を探しているタイミングで挨拶に行ったらそのまま契約まで進んだりと。
事前に動いていたのが大きかったかもしれません。
それでも初めてのことばかりで、このやり方で本当に良いのか不安もありました。
ですが、できることをコツコツやるしかないという気持ち一心で、お受けした仕事を丁寧にこなしていきました。
そうするとまたご紹介を頂けたりと、目の前の仕事を丁寧にしていれば後からついてくると実感しました。
「ご縁は大事にする」というのは肝に銘じていますので、開業半年あたりから紹介が紹介を呼んだりと少しずつですが仕事の輪が広がっているような気がしました。
「発信」は自分を伝えるツール
最後は人との繋がりだと思っているので、実際会って話すということを大事にしています。
ですがネット上での発信も無くてはならないものになっています。
僕にとって発信は自分を伝えるツールになっています。
実際会って話すにしても、なかなか自分のことばかり話すわけにはいきません。
どちらかというと聞く方が好きですし。
なので、僕は事務所のHPに自分のことや考えを詳細に書き連ねています。
一見すると「こんなの書いて何の意味があるの?」って思われるかもしれません。
リアルでは全て話せないことがあるので、ネット上での発信は相手のペースで自分の事をゆっくり伝えられる一番有効な手段と捉えています。
名刺も一つの発信ツールにしたいと考えて作っています。
名刺からHPへアクセスしてもらって、時間のある時に興味がある人だけ、ゆっくり見ていただけるように。
挨拶で名刺を渡して後日お話に伺うと、やけに自分のことを知ってくれている事があります。
聞いてみるとHPやブログを結構見ていただいているとのこと。
そこまで見ていただいて合わなければ自然とご縁も広がらなかったでしょうから、この話題になるというだけでご依頼いただける可能性はグッと上がります。
数は多くなくとも、本当に力になれる人のご依頼を引き受ける。
これは僕が事務所を立ち上げた当初から大事にしている理念の一つなので、今のスタイルに沿っていけているのかなと。
まだまだ道半ばですけれどもね。
それでは、また次回。