【社会人受験生】税理士事務所の繁忙期を乗り越えた後の勉強

税理士事務所に勤めながら受験勉強をされている受験生の皆様、まずは確定申告お疲れ様でした。

弊所も3月15日に全ての申告を完了して、とりあえずホッとしているところです。

年間ルーティンにすると、この時期が1番の繁忙期という事務所がほとんどかと思います。

この時期は何年経験しても大変なものです。

受験生にとって、なかなか思うように勉強できなかった方も多かったのではないかと思います。

ゆっくりしたい気持ちもあると思いますが、ここは一つ気を引き締め直して遅れた勉強を取り戻すためにスイッチを切り替えましょう!

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4月末までに遅れを取り戻しつつ、直前期に備える

個人の確定申告終わりが3月中旬。

そこから4月までは比較的落ち着く時期になります。

そして3月決算の担当先が多い方ですと5月になれば次は法人の決算が集中する繁忙期に突入します。

私自身も受験勉強しながらの時は3月決算法人だけで10件を超えていたので、5月が忙しくなるのは目に見えていました。

そうなると4月末までの1ヶ月半が今までの遅れを取り戻すチャンスでした。

この期間で追いつかないと、5月に入ると業務も忙しくなれば、各専門校の直前期(直前対策)時期に突入します。

そこまでには今までの復習や基礎論点の再確認を済ませておかないと、直前期に置いていかれてしまいます。

この時期は仕事しながらの受験勉強をしている身にとって、本試験間際に次いでと言って良いほど重要な時期となります。

1ヶ月半という期間はあっという間です。仕事しながらだと特にでしょう。

「ぼちぼち勉強を再開しようか」というのではなく、しっかり学習計画を立ててやるべきことを着実にこなしていかなくてはいけません。

この時期を中途半端にしてしまうとその先の直前期に皺寄せがきてしまい、取り返しが効かなくなってしまいます。

ぜひ計画的に受験勉強を進めていただければと思います。

私自身はというと、日頃から学習計画は立てて進めて行くのが習慣になっていたので、繁忙期を乗り越えたタイミングで現状を再確認して学習計画を修正するところから始めます。

まず繁忙期で講義の視聴が遅れてしまったのであれば、優先していつ視聴するのかスケジュールを組みます。

遅れている部分と現在進行しているものも並行してしなければならないので、無理が出ないように学習計画に組み込みます。

次に復習論点や弱点克服すべき論点を洗い出して、その学習計画の隙間のどのタイミングで勉強するかを組み込んでいきます。

学習計画が詰まりすぎないように予備日も定期的に設けて、計画が後ろ倒しにならないように気をつけます。

このような感じで私はこの時期の学習計画を立てていました。

もちろん進めながら計画を修正することもありますので、そのあたりは柔軟にできるようにしておきます。

理論にじっくり時間をかけられるのもこの時期

理論も定期的に暗記をしないとすぐに忘れてしまいます。

繁忙期で暗記サイクルが崩れてしまって、せっかく覚えていた理論を忘れてしまった人も多いのではないでしょうか。

しかし一度しっかり覚えてしまった理論は、また暗記サイクルを戻していくと思い出していきます。

まだ暗記精度が不十分ないし理解ができていない状態の理論はどこかのタイミングで集中的に押さえてしまう必要が出てきます。

そのまとまった時間を確保するのも、この時期が最適かと思っています。

直前期は覚えた理論を忘れないように、更に暗記精度を高めるために暗記サイクルを速めていく期間になってきます。

したがって直前期に入るとそのような勉強が全くできなくなるわけではありませんが、1題をじっくり理解する時間を確保するのが難しくなってきます。

なので、できるだけ理論は1度覚えたことがある状態で直前期を迎えたいところ。

不安な理論や暗記が不十分な理論を予めピックアップしておいて、その理論を優先的に学習しておいた方が良いです。

再チャレンジの場合でしたら前回で一通り覚えられている理論も多くなっているはずですが、初学の場合はまだまだ不十分なところも多いと思うので、計算と理論と大変ではありますがバランス良く学習していきましょう。

焦る気持ちは合格に対する熱意の表れ

繁忙期が原因で勉強が思うように進んでいないと気持ちが焦ってきます。

これは普段の学習がしっかりできていて、合格に対する熱意の表れだとも思っています。

本気で合格したい気持ちが強ければ強いほど、この繁忙期で思うように進まなかった自分に対する焦りが出てきてしまうものです。

普段の勉強から疎かになっていると、この繁忙期でさらに追い打ちがかけられて諦めモードになるでしょう。

なので焦る気持ちをマイナスに捉えることは全くないと思っています。

ただ、実際勉強に取り組む時は「やるべきことを着実に」を意識していきましょう。

焦りすぎて「あれもこれもしなきゃ」と冷静さを欠いてしまうと、どれも中途半端になってしまって頭に定着し辛くなってきます。

「心は熱く、プレー(勉強)は冷静に」

私自身受験生時代に心がけていたことです。今は勉強が仕事に置き換わって心がけていますが。

改めて、確定申告お疲れ様でした。

この時期を乗り越えた受験生は本当に強いです。自身が思っている以上に。

本気で合格狙って行きましょう!

それでは、また次回。

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