税理士試験を突破するために受験仲間は必要か。

税理士試験に挑戦されている方は一度はこのタイトルについて、考えたことがあると思います。

どちらも良いことあるので一概にこちらが正しいとは言えません。

合格を第一前提として考えるならば、自分で積極的に仲間を作ろうとか意識する必要はないと思います。

その余裕を勉強に回した方が良いです。受験仲間の多さが合格可能性と比例するわけではありません。

教室講座を受けられている方でしたら必然的に同じ科目を勉強している人が周りに集まっているので、自然と仲間は増えていくでしょう。

私自身、学習期間のほとんどが通信と自宅学習だったため受験仲間はいませんでした。というのも地方なので選択した科目が教室講座が無く、通信学習を選択せざるを得無い状況でした。それでも問題なく合格してますので、受験仲間がいないからといって心配する必要はないのかと思います。

スポンサーリンク
目次

受験仲間がいることによって良かったこと

かく言う私も、受験生活の最初の頃は学生だったため、その時は受験仲間がいました。

同じ目標を持っている仲間が周りにいるので、答案練習(模擬試験)では競争したり、間違えたところを共有したりと切磋琢磨できる環境でした。通信学習だとどうしても自分一人でモチベーションを維持する必要がありますが、この辺りは良い影響があったと思います。

税理士試験は競争試験で各科目上位約10%に入る必要があります。合格圏内に入るためは問題の取捨選択と周りが解けている問題を落とさないことが重要です。

受験生が周りにいると、どの問題を解答してどの問題を後回しにしているのかがわかるので、解き方の指標にもなりました。

他の人が正当して自分の解答が間違っていたら、それは本試験で致命傷になることがあります。なぜ間違えたのかを徹底的に分析して2度間違わないように対策を考え、実践してまた周りと比べてを繰り返していくことで、解答の仕方がわかってきます。他の人の解き方を参考にするのも一つです。

このように、周りに同じ勉強をしている人がいると情報共有ができてモチベーションも維持しやすいため、勉強スタイルも確立しやすいかなと思います。

通信学習に移行して感じたこと

私は会計科目(簿記論、財務諸表論)は学生の時に合格しました。

その時は教室講座もあり、周りに受験仲間がいたのですが、税法科目は教室講座はなかったので通信学習で学習をすることとなりました。

1番不安に感じたことは情報共有ができないということでした。

税法科目は会計科目と比べて一段と競争レベルが高くなり、より精度の高い理解や解答作成が求められます。教室講座でしたら受験経験者から解法を教えてもらったり参考にさせてもらったりすることができることも、通信学習では試行錯誤しながら進めていく必要が出てくるので「これで本当に合っているのか?」と自問自答の連続で当初はかなり苦労を強いられました。

その不安を解消するために通信学習では学習フォロー(講師への電話やメール相談)が備えられていたので、積極的に利用してその不安を解消していきました。また、こういったブログ等で同じ状況の受験生や合格者が勉強の仕方や合格経験記をあげている記事も参考にしながら自分の学習スタイルを確立していきました。

良かったと感じたことは、自分のペースで学習ができるという点です。特に社会人になってからは仕事の傍ら勉強する必要があるので、空いた時間に応じて勉強量や勉強内容を調整できるという点でメリットを感じました。

受験仲間がいた時、いなかった時を両方経験して思ったこと

周りに受験仲間がいると良くも悪くも周りの環境に依存することとなります。

良い影響をしっかり受けてモチベーションを維持して勉強を続けるにはこれ以上のことは無いかなと思います。ただ、ついつい馴れ合いで談笑しすぎてしまった…。ということも度々起こり得ますので注意が必要です(小休止程度なら問題ないですが…)

試験を合格するために今ここにいるんだということを忘れてはいけません。

税理士試験は長丁場の受験生活になりますので、長くなればなるほどこの辺りの意識が薄くなってしまいます。そうなってしまうと合格からどんどん遠ざかってしまいます…。本当に注意してください。

通信学習で受験仲間がいない環境の場合、自身で学習スタイルを築いていく必要があります。試行錯誤の連続になるので最初は時間がかかると思いますが、積極的に学習フォロー等を利用して不安要素を払拭していきましょう(受験している以上、不安が完全に無くなることはありませんが…)

合格して改めて感じたこと

合格するためには相応の勉強が必要です。その勉強をするかしないかは結局のところ自分次第となります。

そこに受験仲間が周りにいるかいないかで環境は変わりますが、最終的に合格するための本質的なところは「制限時間内で合格点が取れるかどうか」です。

受験仲間がいるかいないか」ではありません。

どのような環境でも、自分をしっかり信じて勉強を続けていけば必ず合格できます!

身を以て感じたことです!

ぜひ、同じ境遇で悩んでいる人の参考になれば幸いです。

それでは、また次回。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次