試験を合格するためには当然ながら勉強しなければいけません。
その勉強をどこでするのかは人それぞれでしょう。
私は試験勉強をする場所と時間にルールは無いものと思っています。
どれだけやっても良いし、どこでやっても良い(周囲の人の迷惑になるようなことはダメです)ので、結局は自分次第です。
自宅で集中できないのであれば外で勉強すれば良いし、集中できない原因を見つけて自宅の学習環境を見直して整えるのも一つでしょう。
本当に合格したいのであれば、自身の現状や環境に不満を言う時間はありません。
どうにかしてでも勉強できるように模索するべきです。
段ボールを机にして地べたに座って勉強していた
私は税理士試験の3科目合格時点で、転職すると同時に引っ越しをしました。
もちろん受験期間中だったので勉強も疎かにできません。
引っ越し当初一つ問題があって、新居に勉強机と椅子がない状況でした。
すぐ自宅でも勉強できるように引っ越しする間際に買いに行ったのですが、すぐに手元に届く状況ではなくて1ヶ月程かかってしまうとのことでした。
仕事もすぐに始まり、勉強もする必要があるので探し回る時間があるわけでもなく、仕方なく机と椅子は諦めました。
当時はまだそんなに土地勘があるわけでもなかったので、最初の方は外に出て勉強する気はありませんでした。
では自宅でどうやって勉強していたかというと、引っ越しの時に荷物を入れていた段ボールが大量にあったので、その段ボールを机代わりにして、地べたに座って勉強してました。
長時間勉強していると当然に腰は痛くなるし、足も痺れます。
今思い返せば「よくあの環境でやってたな…」と思います。
日常生活から受験生活まで生活環境が急に変わったので、とにかく色々と必死でした。
そんな中でのその年の税理士試験はどうだったかというと、その環境下で無事消費税法の合格ができました。
この1年の経験をして「勉強する場所が無い…」とか「勉強時間がなかなか取れない…」と言うのは自分次第でどうにでもなるということが確信できました。
私にとってあらゆる場所が勉強場所に
慣れない環境から時間が経って段々と慣れ始めた頃からは自宅でも勉強してましたが、どちらかというと外で勉強する機会が多くなってきました。
と言うのも平日は仕事なので、その休憩時間や仕事帰りにどこかへ立ち寄って勉強して帰ることが増えたからです。
仕事の昼休憩は私にとって日中の勉強時間を確保する大切な時間です。
昼休憩は1時間あるのですが、如何に早く昼食を済ませられるかが私の中での勝負になってました。
食事の時間としては大体10分程度でしょうか。早食いは体に良くないことは重々承知の上ですが、当時はとにかく勉強時間の確保が最大の優先事項でした。
早々に食事を済ませて、可能な限り昼休憩を勉強時間に充てていました。
その感覚が受験生活で習慣化されましたので受験生活が終わった今でも止めることはできなくなりました。今まで通り食事をさっさと済ませて、試験勉強の代わりに本を読んだりブログを書いたりする時間に置き換わっています。
あと車の中も勉強場所の一つでした。移動で早く着いてしまった時は、そのスキマ時間が勉強時間になっていました。(そのスキマ時間を作るために敢えて早く出ることもしばしば…。もちろん業務に支障が出ない程度にですが)
外出するときは常に教材を肌身離さず持っていたので、どこでも勉強してました。
周りからは「よくそんなにどこでも勉強できるね」と言われたりするのですが、私の感覚としてはちょっとした時間にスマートフォンを触るのが教材に置き換わっているだけです。
なので全然大層なことをしている自覚はありませんでした。
勉強のハードルを下げる
どうしても勉強に取り組むまでのハードルが高いと、始める時に相当のエネルギーが必要です。
毎回それではなかなか続きません。
私は極力そのエネルギーを少なくしていました。
どうやってするかというと、毎日ちょっとでも勉強すること。これだけです。
ほんの数十分でも構いません。
勉強の流れを止めないようにすることが大切です。
一切勉強しない日があると次に勉強する時がしんどいです。
勉強を1日の中の特別なイベントにするのではなく日常生活に組み込むことで習慣化させて、自分の中での勉強のハードルを下げることが継続させるコツだと思っています。
毎日勉強することを当たり前にする。
これが習慣化されれば受験勉強の時だけではなく、その後の生活でも大きな強みになります。
私はこの受験生活を経て勉強のハードルを下げすぎたので、少なくとも苦に思うことはありません(仕事だからやらざるを得ないというのもありますが)
受験勉強をする第一目標はもちろん試験に合格することですが、勉強を通して得るものもたくさんあります。
せっかく大変な思いをして時間を費やして取り組むわけなので、どうせなら色々と吸収してやりましょう。
それでは、また次回。
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