私が税理士試験受験生の時に使っていたボールペンたち

前回の記事を書きながら「ボールペンには気を使ってたな~」とふと思いました。

ちなみに前回の記事はこちら。

なので、今回はボールペンに関する記事が書ければなと思います。

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目次

インクの色は青一択

税理士試験で使える筆記具は国税庁のHPより以下の指定がされています。

国税庁HP税理士試験に関するQ&Aより 問29 試験に使用できる文房具を教えてください。

(答) 答案の作成には、必ず黒又は青インキの筆記具を使用してください。
 鉛筆、消せるボールペン等の修正可能な筆記具の使用は認めません。修正液又は修正テープの使用は認めます。黒又は青インキの筆記具以外のもので記入した答案は採点されません。
 なお、問題用紙及び計算用紙に限り、鉛筆、色付ペン及びプラスチック製消しゴムの使用を認めます。
 (注) ホチキスの持込みは認めません。

解答に用いるためには消せない筆記具である必要があります。

となるとボールペンないし万年筆である必要があります。

消せるボールペンもダメですね。

ただし解答用紙以外(問題用紙や下書用紙)で使う限りであれば、シャープペンシル等の消せるものでも大丈夫とのこと。

では実際にそこまでの文房具の種類を本試験で使い分ける必要はないと考えています。

自分がこれだと決めたペン1種類で問題ないです。

私自身も税理士試験の最初から合格まで、ペンは1種類で乗り切っています。

その1種類を何にするかは、人それぞれの拘り具合が見えてくるところではありますが。

まずペンのインクの色は黒か青のどちらかでなければなりません。

私は青一択でした。

一番大きな理由としては、印字の色と被らないようにするためです。

問題文の印字はすべて黒色です。問題用紙はラインを引いたり自分のメモも書き込みながら解き進めていくので、印字の色と自分が書いた文字が同じだとパッと見たときに区別しにくいと思ったからです。

蛍光マーカーや赤ペンなどの問題用紙用のペンを使わずオールインワンで乗り切りたかったので、この青ペンが丁度良かったのです。

本試験は同じボールペンを3本(使う用・予備・念のため用)持っていくようにしていました。

受験生活で愛用したペンたち

税理士試験の1年目から合格する前の年までずっと同じボールペンを使っていました。

それがZEBRAのサラサです。

インクの色はもちろん青色。

あと、当時使っていた時に拘っていたのがペン先の太さ。0.4がマストでした。

この0.4に行き着くまでに何種類か太さを試してみました。

いちばんベーシックなのが0.5。悪くはなかったのですが私は問題用紙の余白にメモすることが多かったため、字同士がかぶってしまって見づらくなってしまいます。

その反面太い方が用紙に引っかかることが少ないので書き心地は0.5の方が良かったです。

メリットとデメリットがありましたが、当時の私はメモのしやすさを優先したので0.4に軍配が上がりました。

次に試したのが0.3です。

細い分余白にメモもしやすかったのでそれに関しては良かったです。

しかし、それ以上に気になったのが、紙への引っ掛かり。

計算問題はまだ良いのですが理論問題の解答になると、書く時の摩擦が気になって仕方ありませんでした。

そうなると計算と理論でペンを使い分けようかとも思ったのですが、同じ種類で太さだけ変えるために使い分けるのはかえってストレスになると思って、一番バランスのとれた0.4に結局のところ落ち着いた感じです。

あと良かったことが、どこでも手に入るということです。

ネットや文具店以外にも置いてあるので、緊急で無くなってもすぐ調達できるのが助かっていました。

良くないと感じた部分が、たまにインクが急に出なくなる現象があって、それがすごくストレスになることがありました。

原因はよくわかりませんが、何本かに1本はそういう個体に当たっていました。

そういうときは白紙に書きなぐっていると急にまたインクが出て復活しますので、勉強中にそういう現象になったら取り急ぎ、予備のペンを使っていました。

休み時間に出なくなったペンの復旧作業をしていました。

おそらくどのペンもインク詰まりはあるのでしょうね。上手く付き合って行かなければなりません。

こんなこともあるので、普段からペンは余分に持っておいた方が良いです。勉強したいのにできない程ストレスになることはありません。

そんなこんなで、ずっとこのボールペンで税理士試験を乗り切るかと私も思っていたのですが、最後の年はボールペンを変えました。

ボールペンに対して不満があったわけではないのですが、最後の年は自分の中で色々と覚悟を決めて一新した年でもありました。

その影響でボールペンも気分新たにという意味で変えることにしました。

そのペンがジェットストリームのボールペンです。

私の周りにも当時使っていた声を良く聞いていたので、今まさに使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は最後の年はこのボールペンをチョイスしました。

インクの色は変わらず青です。

最大の変更点はボールペンの種類もそうですが、ペン先の太さ。

0.7に変更しました。

あれほど0.4を頑なに使い続けていたけれど、ここで倍近くの太さに切り替えることになりました。

これもジェットストリームの何種類か太さを試した結果決めました。

この年でいちばん求めたことが、スピードです。

そのため最大限にスラスラと書ける軽やかさを求めていました。

他に候補になり得るペン先は0.38と0.5がありました(サラサと同じ0.4はありませんでした)

それぞれ試したのですが、0.7が思っている以上に太く感じませんでした。

しかもその中では求めていた軽やかさをいちばん感じることができました。

使い続けた期間が短かったため確かなことはわかりませんが、少なくともこの期間では一度もサラサの時に起こっていたインク詰まりの現象は起こりませんでした。

なので、勉強が中断したりペンを切り替えるといったストレスは一度も感じませんでした。

念の為常に予備は持っていましたが、サラサの時ほど予備の出番はなかった印象です。

そして結果的にこの年、最後の科目の相続税法に合格して無事に税理士試験を乗り越えることができました。

ペンは共に試験を乗り越える相棒のようなもの

私がこの税理士試験を乗り越えるために使ったペンは紹介した2種類ですが、試して使ってみたものは数知れません。

税理士試験は今の時代にはなかなか見かけない程の記述量を求められます。

そのためペンはこの過酷な試験を共に乗り越える相棒のような存在になります。

自分に合うボールペンを見つけるために、拘った方が良いと私は思っています。

「書ければ何でも同じ」と言われればそれまでですが、試験は1年に1回の2時間一発勝負。

失敗は許されない環境で自分が使う物に拘るということは何らおかしい話でないですし、当然のことだと思っています。

試験に合格するための最大限のパフォーマンスができる物を携えて、試験に臨まなければなりません。

私が使っていた2種類のペンの紹介でしたが、参考になりましたら幸いです。気になった方はぜひ使ってみて下さい。

それでは、また次回。

追記:万年筆も試してみたけれど…

税理士試験で用いるペンはほとんどボールペンだと思いますが、万年筆でも可能です(インクの色は黒か青にしておく必要はあります)

受験生だった当時、漠然とながら万年筆はスラスラ書けるイメージを持っていました。

「だったら税理士試験にはもってこいなのではないか」と考えに至ったわけです。

物は試し、実際に使ってみないとわかりません。

やってみました。

…私には無理でした。

字が滲んで、ただでさえ字が崩れているのでさらに読みづらくなってしまいました。

使いこなせている人は良いのでしょうが、当時の私には到底無理でした。

すぐさま、いつものボールペンに戻りました。

今でこそ、万年筆は仕事で使うようになりました。

ちょっとした書き物をしていても軽く書けるので今では気に入って使っています。

元々万年筆を使い慣れている状態で試験勉強をされている方だったら選択肢の一つとして、アリなのではないかと思うのですが、書き心地を求めて今から万年筆を使って試験に挑むのはあまりおすすめできない印象です。

受験の要件を満たしていればどのツールを使うのも自由ですので、否定はしません。

私自身の性格として、周りから何を言われようと自分の目で見て肌で感じたことを一番大切にしたいと考えています。

当時も「万年筆はさすがに…」という声もありました。

でも私は「自分が使ってみて良いか悪いか判断する」と考えて、万年筆を使ってみました。

結局ダメだったんですけどね…(笑)

でも使ってみることで自分の中の選択肢が一つ無くなったので、それはそれで良かったです。

なので「万年筆が気になる」という人は、一度試してみて下さい。

ちなみに、私が試しに使ってみた万年筆はこちらです。

ちょっと書き心地が硬い(カリカリした感じ)印象でした。

参考までです。

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