受験勉強をしていると、どんどん溜まっていく教材。
1年だけでも相当な量です。
毎年試験が終わると片付けるわけですが、特に意味も無く積み重ねて「これだけ1年で勉強したんだな〜」としみじみと感じながら1年を振り返るのが毎年のルーティンになってました。
受験生時代に使っていた教材はほぼ全て処分しました。
唯一捨てられずに持っている教材を除いて。
それが何かというと理論マスター(理論集)です。
1年間の全てが詰まっている理論マスター
受験生時代は何よりも一緒に過ごした時間が長いものだと思います。
手元に無いと不安になるぐらい、1年間その理論マスターを常に持ち歩いて理論暗記をしていました。
当然にボロボロになってきます。
破れた箇所をテープで補修しながらなんとか1年間を乗り越えるので、本試験が終わっても愛着が湧いて捨てられません。
なので、合格した年の理論マスターは今でも持っています。
いつもは「今使ってない物は処分する」と言って実践いる私ですが、これだけは例外扱いとしています。
周りの受験生の参考にもなる
理論暗記にルールは無くて覚え方も人それぞれです。
それゆえに自分との戦いになりがちな学習になります。
自分の理論暗記が本当に正しいのか他の人がどうやって学習しているのか、わからないことが多いです。
私自身がそうでした。
試行錯誤しながら少しずつ自分の勉強方法を確立していきました。
私はとにかく理論マスターに情報を集約するようにしていました。
講義で講師から教わったことはもちろん、計算と理論を紐づける意識をして勉強していたこともあり、計算パターンや公式も書き込んでいました。
合格後、私の理論マスターも周りの何人かの受験生に見せたことがあります。
「こんな感じでメモしてるんですね」
「字めっちゃきたない」
「こんな覚え方してるんですね」
「めっちゃボロボロやん」
いろんな感想をいただきました。
ほとんどの受験生が一番苦戦するであろう理論暗記。
他の人の教材を見ることはあまり無いと思うので、何か参考になることもあるのかなと思いました。
見ると受験生活を思い出す
理論暗記は本当に辛かったです。
理論を勉強すること自体が嫌いだったことではありません。むしろ好きな方でした。
暗記作業がそれを超えるぐらいに大変だったことは今でも忘れません。
何度自分の記憶力の無さに絶望しかけたことか…。
理論マスターを見ると受験生活の当時を思い出します。
今でも困難に直面することはたくさんあります。
でも、これを見ると不思議と気持ちが落ち着きます。
「この試験を乗り越えてこれたんだから、この先もきっと大丈夫!」
この税理士試験は税理士資格だけではなく、色々な事を教えてくれました。
これから先も、この経験は絶対に活きてくるものだと感じています。
それでは、また次回。
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