受験生活を送る中で「どのように勉強を進めていこうか」と頭を悩ませながら学習計画を立てられる方も多いと思います。
受験期間が長ければ長いほど学習計画を立てておくことが重要となってきます。
私が受験していた税理士試験は年に1回なので、無計画で進めてしまうと進捗が分からなくなってなってしまい、最後に慌ててしまうことになります。
予備校に通ってる場合はカリキュラムが一つのペースメーカーとなるので、それについていけば自分でわざわざ計画をたてる必要は無いと思われるかもしれませんが、やはり自分の中での学習計画は立てるべきと思っています。
なぜなら予備校の学習だけで合格できるとは限らないからです。
合格の可能性を高めるには、予備校のカリキュラムの学習に加えて自分でも復習や問題演習は別途必要となります。
自分の学習は誰も管理してくれません。
自分のことはしっかり自分で計画を立てて管理する必要があります。
学習計画をどうやって立てるか
自分の今の現状をしっかり把握することが大切です。
まず勉強に充てられる時間をどれぐらい確保できるのか。
「仕事や学校がある平日で1日にどれぐらいの勉強時間を確保するようにするのか。」
「休日にはどれぐらいの勉強時間が確保できるか。」
次にどんな勉強をどれぐらいしなければいけないのか。
「苦手論点の再確認」
「講義で学習した内容の復習」
「本試験形式で模擬演習」
箇条書きでやることリストのようなものを作っても良いかもしれません。
自分のやるべきことが分かってきたら、それを少なくとも週単位、1日単位の間隔で考えていきます。
「本試験形式の演習はこの週にやって、時間がかかりそうだから週末のまとまった時間がある日にしよう。」
「苦手論点の再確認はスキマ時間でできそうだから、平日にやってしまおう」
みたいな感じです。
受験期間が長い場合は1か月単位など、それよりも長い目で考えることも必要になってこようかと思います。その場合はザッと大まかな計画になりますが。
私も実際、税理士試験の理論暗記や計算の総復習を数ヶ月単位で区切って計画を立てて進めて行ったりもしていました。
でも具体的にやるべきことを日によって割り当てていくのは1週間単位の学習計画でした。数ヶ月単位での大まかな計画を基に1週間ごとに区分して、それを1日あたりに割り当てていくような感じです。
あまり詰め込みすぎない
やるべき勉強を1週間単位に区切って、それを毎日の勉強に組み込んでいきます。
そこで注意しておくのが、無理に詰め込みすぎないということです。
「1週間でなんとかしてやらなければ」という計画より、「これぐらいだったらできそう」ぐらいの感覚で計画を立てておいて、それを毎日に落とし込むぐらいが良いと思っています。
というのも毎日の勉強時間が計画当初の通りに確保できれば良いのですが、仕事をしていると予想外に勉強の時間が確保できないということになってしまうこともあります。
その時に毎日の勉強を詰め込んで計画してしまうと、ちょっと余裕が無くなったら計画倒れになってしまいます。
そうなってしまうと後に押してしまって次の学習ペースに影響してしまうのはもちろんですが、何より気持ちが焦ってしまいます。
私は週末あたりに予備日として1日余裕を設けていました。
この予備日のルールとしては、週の前半にできなかったものを消化することと、順調に勉強を進めていて、さらにやっておきたい勉強ができた時にその日に充てることに使うようにしていました。
この1日の余裕があるだけでも、かなり気持ちに余裕が持てるようになります。
睡眠時間を削ってでも無理に時間を作ろうとしない。
仕事や学校があると、時間を確保するのも大変です。
スキマ時間、平日の仕事や学校が終わった後、休日を中心に学習時間を確保することになろうかと思います。
それでも満足いく時間が確保できないからといって「睡眠時間を削って勉強時間を確保する」のはやめておきましょう。
ちなみに私は最低6時間は睡眠時間はとるようにしておりましたので、それを削ってでも勉強はしないようにしていました。
とは言っているものの、私も受験生の最初の頃はかなり無理のある生活サイクルを送っていました。
毎日の睡眠時間は3時間あるかないか。それ以外はほとんど勉強に費やしていました。
結果的に合格しているからよかったものの、そのやり方がベストだとは今では思っていません。
体調を崩して日常生活に支障をきたすことになるし、勉強も足踏みしてしまうことになります。
大切なことは「無理が出ない程度に継続して進めていくこと。」
この加減は人によって差が出てくる部分だと思いますので何とも言えませんが、
「今日1日でこれだけやらなきゃ…しんどいな」と感じてしまうぐらいの計画してしまうと、それが続くとどこかで無理が出てきそうです。
それよりも、
「よし、今日の分も頑張ろう!」と感じてやる気が湧いて取り掛かれるぐらいが一番良いボリュームなのではないかと思っています。
「気持ちに余裕を持つ」
焦ってもあまり良いことはありません。
そうならないためにも、日々の計画と無理のない勉強を続けていきましょう。
それでは、また次回。
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