一部科目受験時は通知書で結果発表を受けます。
私が住んでいる地域は合格発表がされた翌日には通知書が毎年届いていました。
受験していた頃は毎年金曜日に合格発表だったので、土曜日に届くことになります。
朝から自宅の郵便ポストに郵便物が届くたびに駆け走って届いているか確認していたのを思い出します。
大体届くのが土曜日の夕方ぐらいでしたでしょうか。
毎年それぐらいの時間なのに朝から郵便ポストが気になって仕方ありませんでした。
喜びと悔しさを同時に味わっていた
私は最後の科目(相続税法)になるまではずっと複数科目受験していました。
2科目以上同時に合格したこともなく1科目ずつ合格してきたので、合格の科目と不合格の科目を同時に味わうことになっていました。
一部科目合格をしても嬉しい反面、悔しさもあったので複雑な心境の年が多くありました。
といっても1科目でも合格すれば嬉しさが勝っていたように思います。
なのでダメだった片方の科目も「また頑張ろう!」と比較的気持ちも切り替えやすかったです。
それに比べて最終科目の相続税法に合格するまでは、本当に辛かったです。
1科目に専念しているためダメだったときは何も進みません。成果はゼロです。
「この1年はなんだったんだ…」と気持ちも落ち込みました。
成果ゼロということでは無かったんですけれどね。
辛かった経験を体験できて本当に良かったと思っています。
合格した今ではそんなこと言えますが、当時はそんな余裕は無かったですからね。
気持ちの切り替えが難しかったです。
3科目合格あたりから税理士になることが夢から義務に
私が3科目目に合格したのが法人税法でした。
これが私にとって初めての税法科目合格でもありました。
この時に周りからよく言われたことが、「もうここまできたら引き下がれないね」という一言でした。
たしかに、3科目あたりから私の心境も「税理士になることが夢から義務」になったように思います。
「税理士になりたい」から「ここまできたらならなければならない」という気持ちに変わりました。
法人税法が初めての税法科目で、学習量と周りの受験生のレベルに苦戦しながらようやく掴んだ合格でした。
そんなこともあり、科目合格で一番嬉しかったのもこの法人税法の合格だったように思います。
税法に合格するまでは、本当に自分が税法に通用するのか不安の毎日でした。
税法に初めて合格したときは
「自分も税法に通用する」
「これを積み重ねれば完全合格が見えてくる」
と長い受験生活に一筋の光が見えたような感覚を覚えました。
合格を積み重ねると周りの期待も大きくなってプレッシャーに
3科目超えたあたりから、周りの受け止められ方も変わっていきました。
「もうすぐ合格できるね」
「あの法人税法をクリアしたからあと2科目はすぐでしょ」
応援してくれていることは十分伝わるのですが、正直プレッシャーに感じることもありました。
法人税法を受かった翌年に消費税法にも立て続けに合格した時は残り1科目ということもあり、周りからの期待(圧?)も一気に加速したように感じました。
「来年から税理士やね」
「合格のお祝い準備しておくね」
もちろん私にとってモチベーションにも繋がっていましたので、最後の1科目も消費税に立て続けに一気に合格する気持ちで突き進んでいきました。
しかしその年に結果が出なくて、そこから歯車が狂い出して結果が出ない年が続いてしまいました。
決して最後の1科目だからといって油断していたわけでもなく、勉強が疎かになったわけでは無いのですが。
幸いにも最後の年は自分で追い込んで奮い立たせて結果を掴み取ることができましたが、それがなければもっとズルズルと引き延ばしてしまう可能性がありました。
税理士試験は科目合格制で科目合格の期限がないので、それが良いところでもありますが、私は最後の科目で悪い方に出てしまいました。
プレッシャーが影響したわけでは無いと思っていますが、やはり何かしら気持ちに焦りがあったのかもしれません。
受験生活に浸かり続けるわけにもいかないので緊張感も大切ですが、自分を追い込んでしまう程焦るのも良く無いです。
自分がしっかり結果を出せるペースを保ちつつ、焦りすぎない。
合格する上で、大切な要素だと感じました。
私もそうですが特に通信学習とかで周りに受験仲間が少ない環境で勉強していると、周りのペースが見えないので不安になります。
でも合格して感じたことは、周りに合わしたところで仕方無いです。
それよりかは自分のペースで着実に、日々できることをこなしていけば合格に確実に近づいていきます。
結局最後は自分次第だなって思いました。
それでは、また次回。
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