勉強時間を確保するために意識すること・注意すること

受験生の多く悩みの一つになるのが勉強時間の確保。

勉強に意識が向くように、仕組み作りが大事です。

スポンサーリンク
目次

気分やモチベーションを頼らない

気分やモチベーションはその日によって浮き沈みがあります。

特に仕事をしながらになると忙しくて疲れている日が続くと、当然勉強のモチベーションも落ちてしまいます。

そうなると勉強ができない日が続いてしまい、ちょっと仕事が落ち着いたとしても勉強に戻るのにエネルギーが必要です。

これではせっかく時間が作れても娯楽に流されていってしまい、なかなか勉強に手がつけられなくなってしまいます。

そうならないように、最初から日頃の勉強は気分やモチベーションに頼らないようにします。

頼らずに勉強に取り掛かるにはどうするか。仕組み作りです。

如何に自然に勉強に向かっていけるようにできるか。

1つ目の仕組み作りとして、勉強のハードルを限りなく低くします。

可能な限り、日常生活に溶け込ませるかが大事になってきます。

  • お腹がすいた→ご飯食べよう
  • 眠たい→横になって寝よう
  • 時間ができた→勉強しよう

食べることや寝ることは特にハードルはありません。

勉強だけやり始めるときはエネルギーがいるわけです。

エネルギーを使わず勉強を始めるためには、ハードルを可能な限り下げて日常生活と同じレベルに引き下げてしまいます。

始めてさえしまえば、あとはエネルギーは必要ありません。勝手に進んでいきます。

取り掛かるまでは大変だけど、問題解き始めたらあっという間に1時間経っていたような経験をしたことはありませんか?

そう、始めてしまえばこっちのものです。

とにかくすぐに始められる状況に自分を持っていく。これが大事かと。

そのために、ついつい時間を浪費してしまっているような勉強にとって邪魔なものは排除しましょう。

始めるハードルが低いものについつい流されてしまいます。

例えば、スマートフォン。

ボタンひとつでSNS、YouTubeが使えてしまいます。

そこに入ってしまったら最後。数時間は溶けてしまいます。

そのハードルが低いスマートフォンを封印して勉強に置き換えることができればどうでしょうか。

スマートフォンをいじる同じ感覚で勉強を始めることができれば、勉強が憂鬱と感じることも無くなるはずです。

教材を常に持っておくことを意識する

2つ目の仕組み作りとして『時間ができた=勉強の時間』になるように自分を仕向けていきます。

どうやってそのようにするかというと、教材を常に身につけておきます。

可能な限り勉強時間を確保したいのであれば、可能な限り勉強にすぐ取り組める状態にしておかなければなりません。

外出先であってもカバンに教材を仕込んでおきましょう。

なにも教材全て持っておく必要はありません。何冊にもなると持ち運ぶだけで憂鬱ですから。

ちょっと時間が空いた時にできるような勉強の教材。暗記するものでも良いですね。

本じゃなくても良いです。スマートフォンやタブレットに入れておくと、持ち物のハードルがグッと下がるでしょう。

デジタル機器がなくとも、今日覚えたい用語や計算式だけでもメモ帳や付箋にサッと書いてその紙だけを持ち歩くのでも良いでしょう。

私も覚えたい計算式があって付箋に書いて持ち歩いたことがありました。

サイズも5センチ程の正方形の付箋。1枚だけ剥がして持ち歩くと付箋なのでちょっと粘着がある部分が気になりますが、覚えてしまったら捨ててしまうので良しとします。

外出前に算式を付箋にメモして、ペリッと1枚剥がしてポケットに忍ばせておきます。

ちょっと外出先で空いた時間ができたらポケットからその付箋をパッと取り出して覚えます。

知り合いに見られた時は「今日の夜ご飯の買い物リスト?」と言われたことがありますが「そうなんですよ。なかなか覚えられなくて…」と会話が成立していない会話をすることもありました。

付箋1枚程度の情報量でしたら外出先で外出中に覚えてしまうこともできます。

覚えてしまったら捨てます。もちろんゴミ箱にですよ。

学習時間の目標を立てる

3つ目の仕組み作りとしては、時間的な目標を立てることです。

時間をこなすことが全てではないですが、量が必要なのは事実。

理解度の目標を立てるのも大事ですが可視化しづらいので、時間という量を積み重ねる目標を立ててしまいます。

1日単位で計画するより先に、1週間単位で計画して毎日の学習時間に落とし込みます。

例えば1週間で35時間の勉強時間を確保すると目標を立てます。

平均すると1日あたり5時間です。そこから自分の今週1週間の予定を確認します。

仕事しながらだと休日は比較的時間を確保しやすいかもしれませんが、平日で5時間を確保しようとなると、なかなか大変です。

なので、まずは確保しやすい休日から先に固めてしまいます。

平日を現実的に先に決めてしまうと、想定以上に平日のしわ寄せが休日に偏ってしまう可能性があります。

ちょっと頑張って達成できるぐらいの時間を目標に設定したいところですが、休日に無理な時間設定をしてしまって未達になるのは避けたいところです。

休日が土日だとしたら1日あたり10時間勉強する計画をします。そうすると残り15時間。

15時間を月曜日から金曜日までの5日で振り分けると1日あたり3時間です。

平日3時間だったらどうでしょうか。無理な時間ではないと思います。

朝早起きして1時間。昼の休憩時間で30分。仕事終わりに1時間30分。単純な割り振りですが、これで3時間です。

平日によって忙しい日がある。勉強時間を確保するのが難しいのがわかっているなら、他の日を少し余分に時間を確保する必要が出てきます。

時間的な目標を作っておくことで、自分の中の勉強の優先順位を引き上げていきます。

自分で決めた目標なので、一つのノルマを自分に課すことになります。

ノルマがあれば、どうにか達成しようと勉強時間を確保する意識が強くなるはずです。

ノルマがなければ「また明日でいっか」とついつい甘えてしまいます。

自分を甘やかさせないためには、時間的な目標を計画するのが効果的です。

削ってはいけない時間は守ること

勉強時間を確保するためといっても、削ってはいけない時間もあります。

その一つが睡眠時間です。

人によってまちまちでしょうが、平均すると睡眠時間はだいたい6時間程度でしょうか。

ショートスリーパーのように2.3時間程度で十分という人もいるようですが、ほとんどの人が平均ぐらいの睡眠時間は必要ではないでしょうか。

目先のことだけで良いのであれば、睡眠時間を削って無理矢理勉強時間を確保することもできます。

しかし、その無理矢理捻出した勉強時間で得られる勉強の効果はほんの数日程度です。

学生の時のようにテスト前日に一夜漬けで覚えたことって、すぐ忘れませんでしたか?

睡眠時間を削って勉強しても根本的な勉強不足の解消にはなりません。長期間になる試験勉強なら尚更です。

試験直前でも同様です。試験まで1ヶ月前だろうと前日だろうと、決まった睡眠時間は確保するようにしましょう。

睡眠不足は自分の思っている以上にマイナス効果になります。

日中の集中力が散漫になり、仕事にも勉強にも悪影響を及ぼします。

体調を崩してしまうと、その崩してしまった時間分の勉強時間を失うことになります。

勉強時間を確保できるメリットより失うデメリットの方がよほど大きいです。

睡眠時間もそうですが、家族の時間も全くゼロにしてしまうのもおすすめしません。

合格するために勉強時間を確保することは大事ですが、削ってはいけない大切な時間もあります。

一時的にはどうしても削らなくてはいけないタイミングがあるかもしれませんが、それが当たり前になるのは良くないです。

「勉強のためだから」っていうと大義名分に聞こえますが、結局のところ『自分の時間』であることに変わりはありません。

何でもかんでも「勉強のため」というのは、一時的にどうしてもという時は致し方ないですが、周りを振り回す理由にしてはいけません。

その辺りも気を付けながら勉強時間を確保していきましょう。

そのでは、また次回。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次