税理士試験を通して教えられた、基本に立ち返ることの大切さ

「基本が全て」

受験勉強していた頃は耳が痛い程言われていましたが、税理士として仕事をしている今でもつくづくそう思います。

基本が大事ということは試験だけでなく、税理士となった今でも変わりません。

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目次

基本にどうやって立ち返るか

税理士として税金の専門家として仕事をしていますが、日頃から勉強が欠かせません。

基本に立ち返える手段として一番手っ取り早いのが読書。

「税理士だったら普段から難しい本(分厚い専門書)ばかり読んだりしてるんでしょ?」と思われるかもしれませんが、意外とそうではありません。

それこそ、

  • 日本一わかりやすい〜
  • 楽しくわかる〜
  • マンガでわかる〜

のような税金関係の本も興味を持って読みますし、むしろ積極的に買って読んでいる気がします。

「税理士なんだったら、そのような本を読んで意味あるの?」と思われるかもしれません。

これが結構ためになります。

確かに内容自体は知っていることばかりということもありますが、シンプルにまとめられてますからね。

基本的な事を誰にでもわかるように書いてくれているので、これが基本に立ち返らせてくれます。

実際仕事でお伝えする時も、積極的に参考にさせてもらうことも多いです。

どのような本でも今まで本を読んでいて、何も学びがない本は今まで1冊もなかったんじゃないかなと思っています。

というのも本を読む姿勢で変わってくるかなと。

「知っていることばかりだろうし、大したことないだろ」と慢心で読んでいると得られるものはないでしょう。

「何か一つでも吸収したい」という謙虚な気持ちで読めば、自然と何かしらの学びが出てきます。

私自身、本を読むときはどんなジャンルであれ「何か一つは自分に取り入れる」というのを意識して読んでいるので、何かしらの学びは必ず出てきます。

その意識で読んでいると、税務の基本的な部分でも「確かに!」と改めて気付かされることも、恥ずかしながらまだまだあります。

同時に「自分もまだまだだな〜」と反省すること。

本を通して、基本の大事さや自分の未熟さを改めて気付かされます。

知識の穴は基本的なところに潜んでいる

どれだけ勉強していても、どうしても知識の穴が出てきてしまいます。

その穴はだいたい基本的なことが多い印象です。

落ち着いて考えれば「そりゃそうだよな」とか「なんでこんなこと気がつかなかったんだろう」と当たり前すぎて自分の知識を疑ってしまうこともあるぐらいです。

時には不意に質問されて「そのケースは想定したことなかったな」と気付かされることもあります。

基本的な所にこそ、自分の弱点が潜んでいるものです。

「プロだから」とか「専門家だから」とか自信を持つことはもちろん大事ですが「そんなこと全部知っているわ」という慢心は危険だということを常々気をつけています。

知識はどちらかというと慎重に、そして謙虚に研鑽を積まないといけません。

基本的なミスこそ致命傷に

税理士試験では簡単な問題や基本的な問題のミスが致命傷になります。

ケアレスミスで1問間違えてしまっただけで、1点足りなくて不合格。

死に物狂いで勉強してきた1年を棒に振るという経験をしたこともあります。

そのような経験してきて、基本の大切さとミスした時の怖さというのを受験生の頃から身をもって思い知らされてきました。

受験生だった当時は「試験を合格するためには基本が大事」ということは痛いほど理解していました。

そんな受験生の時に教えられてきた「基本が大事」ということは、試験を乗り越えた今でも変わらないなと。

仕事で基本的な間違いは取り返しのつかない大きなミスに繋がる可能性があります。

「基本が大事」というのは仕事でも勉強でも共通の原理原則です。

税理士試験は辛かったですが、今となっては受験生の時に税理士として仕事をする上で大事なことを、試験という形で教えてくれていたのかなと。

そう思えば試験の時の辛さも、ほんの少し和らぐような気がします。

試験に挑戦されている受験生の方、今は税理士になるために訓練されていると思いましょう。

試験を終えても、いつまでも原理原則は変わらず

「基本が大事」

意識的に立ち返るようにしましょう。

それでは、また次回。

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