限られたスキマ時間で実践していた勉強法

前回は勉強時間を確保するために、スキマ時間を有効活用するという内容で以下の記事を書かせていただきました。

【社会人】仕事しながら勉強時間をどうやって確保する?

今回は私自身が実践していたスキマ時間の勉強方法を具体的にお伝えしたいと思います。

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目次

私の場合のスキマ時間

スキマ時間は1日のルーティンでスキマ時間を確保することができるだろうと予想できるものと、突発的にできるものの2種類があります。

まず、私自身が平日(仕事がある日)に意識して確保していたスキマ時間としては以下の通りです。

  • 出勤するまでの時間
  • 家事の時間
  • 車での通勤時間
  • 職場での昼休憩時間
  • 業務での移動時間
  • 夜ご飯までの時間

これらの時間帯は勉強時間を確保できることが予想できるもので、この時間は必ず勉強するというルールを自身に課していました。

あとスキマ時間で取り組む勉強内容もあらかじめ決めておきます。そしてこの時間になったらすぐに勉強に取り掛かります。毎回取り掛かる前に「今日は何の勉強をしようかな?」と考えていてはせっかくのスキマ時間がそれで潰れてしまいますし、何より効率が悪くなってしまいます。

次に突発的にできるスキマ時間です。これは細かく挙げていくとキリがないのですが、いくつか思いつくので言えば以下の通りです。

  • 顧問先に思いの外早くついてしまい待ち時間が生じてしまった時
  • 飲食店で提供されるまでの待ち時間

こういったちょっとした待ち時間ができたらすぐさま教材を取り出し、決めておいた勉強に取り掛かることで、有意義に過ごすことができます。

スキマ時間にどんな勉強をしていた?

自宅&職場編

自宅や職場では机で勉強できる環境がありますので、個別計算問題の演習問題や苦手論点の復習などを中心に学習していました。

個別計算問題は論点にもよりますが、比較的短時間の問題を解くこととなるのでスキマ時間に1、2題の演習をすることができます。

これもあらかじめやるべき学習論点を決めておいて、その問題や苦手論点の箇所を朝の自宅と職場での昼休憩、帰宅してから自宅での3部構成で割り振って学習していきます。

ちなみに私は受験生の時、職場の昼休憩は10分で済ませていました。体のことを考えるとあまり良くなかったと反省していますが、それぐらい時間を確保することに注力していました。

外出先編

外出先でスキマ時間ができたらすぐに勉強に取り掛かるために大切なことがあります。それは…

《いつでも勉強ができるように、教材を肌身離さず持っておく》

ということです。

反対に避けないといけないことは

《スキマ時間ができたけど、教材を持ってきていない…》

これは私の一番のストレスでした。勉強したい時にできないほど辛いことはありません…。その日のテンションが下がります。

自宅では特に問題ないですが、外出先で勉強するためには教材を持っておくという必要があります。

ただ、教材といってもテキストや問題集、筆記用具や電卓など、全部揃えて持っていこうとするとなかなかの荷物量になります。

勉強するために外出する時はそれで問題ないですが、スキマ時間はふとした時にできることも多いので、常にその教材を持ち歩くというのは大変です。

なので、自宅と職場以外の場所でのスキマ時間は理論暗記やテキストを精読するようなインプット学習をメインにするということにしました。

そうすると必然的に必要な教材も決まってくるので、必要なものだけ持ち歩くことで学習することが可能です。

あと仕事柄、車移動が多く車内いる時間が長いです。この時間を如何に勉強に充てられるか考えた結果、私は理論音声を車内オーディオで流して聴いていました。それを聴きながら頭の中で暗唱したり音読したりすることで、運転しながら理論暗記をしていました。

ちなみに理論音声は自分で音読したものを録音するか、TACが市販している音声CDがあるのでそれを利用するかになります。

音声CDは少しテンポが速いので、ある程度頭に暗記定着して暗記精度維持のために利用する方がいいかと思います。まだ頭に定着していない覚えたての理論は聴いても速すぎて置いて行かれます。最初の方はあまりオススメできないです。

私自身は試験の直前期(6月あたりから本試験まで)あたりから、理論がある程度定着しているものを中心に忘れないための暗記精度維持に音声CDを利用していました。

直前期以前までは自分で録音した音声を流していました。録音の時に噛んだり詰まったりして、とても他人には恥ずかしくて聞かせられるようなものではなかったです(笑)。それぐらい精度の悪い録音でしたが、意外とその部分がアクセントになって覚えられたりします。自分しか聴かないので取り入れてみようという人は、あまり気を張らずに気楽に読んで録音してみてください。

教材のデータ化

外出先ではインプット学習が中心で、その中でも暗記はどこでもできますし、教材は理論集1冊で済みます。なので持ち物も最小限に抑えられます。

この方法で理論集を常に鞄に忍ばせて、時間ができたら取り出して暗記勉強するというのが私の最初の勉強スタイルでした。

しかし、それでも理論集を忘れてしまって外出先でのスキマ時間を無駄にしてしまう事態が何度かありました。そこで次に取り入れたのが、外出時に必ずと言っていいほど携帯しているスマートフォンに理論集をデータ化するということでした。

これは私にとって最適解でした。いつでもどこでも理論暗記ができ、なおかつ周りからは勉強しているようには見えない(理論集をガン見していると勉強している感がすごく出る)ので自然と周りの雰囲気に溶け込みながら勉強もできます。

最初の方は画面が本の面積より小さいので縮小表示されて文字が小さく感じますが、次第に慣れていきます。

データ化の方法としては、理論集をスキャンしてPDFデータとしてスマートフォンに取り込むというものです。TAC出版のものでは、市販でPDFデータで販売しているものもありますので、それを購入するのも一つです。私は理論マスターにメモを残すタイプだったので、データも見るためだけではなく、アプリで編集できるようにもしておくことで、気になったらそのデータにメモ入力をしたりして、できるだけ紙媒体と同じような運用ができるように工夫もしていました。

それからデータ化にはまった私は、最終的に理論集だけでなくテキストなどの教材もデータ化してさらに、スマートフォンとタブレット間で共有できるようにしました。そうすることで、いつでもどこでも、気になった時に教材にアクセスすることができるのでストレス無く学習を進めることができました。

これからスキマ時間を活用しようかと考えている方へ

明日からスキマ時間をいきなり全て勉強に充てるのではなく、無理のない範囲から取り入れてみましょう。

例えば

「今までお昼休憩はスマートフォンをなんとなくいじっていたけれど勉強時間に変えてみよう」

「朝ちょっとだけ早く起きて勉強時間に充ててみよう」

という感じで今の毎日の生活に少し変化を加えるぐらいから初めると、取り入れやすいかと思います(毎日のことなので慣れるまでの期間が必要ですが)

私自身、スキマ時間を活用していて一番良いと感じたことは、勉強できずに悶々とする気持ちが和らいだ事です。

思ったように勉強ができない日が続くと本当にストレスが溜まってきます。仕事をしながら勉強もするとなると、自身のメンタルコントロールも大切です。

どうしても仕事をしていると、まとまった勉強時間を確保するのが難しくなります。その時に少しだけでもスキマ時間に勉強をしておくと「最低限は勉強しているから大丈夫」と自分を安心させることができます。

それをコツコツ積み重ねていくと、本番直前では「これだけ時間を有効活用して勉強してきたのだから大丈夫」と自信が持てるようになっているはずです。

私も税理士試験受験生の時は、「社会人の中では誰よりも一番時間を大切にしてコツコツと勉強した」という自信があったからこそ、合格を勝ち取ることができたと信じています。

今回の記事は私自身が実際にスキマ時間でやっていたことを紹介しました。

何か参考になるものがありましたらぜひ取り入れてみてください。

毎日の積み重ねで最後に大きな成果に結びつく日が必ずやってきます。

他にも参考になりそうなものがありましたら、どんどん記事にしていこうと考えています。

一人でも多くの受験生に、ちょっとだけ良い影響が与えられたら幸いです。

それでは、また次回。

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